研究課題/領域番号 |
20K09128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55030:心臓血管外科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
桂 春作 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (40457304)
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研究分担者 |
濱野 公一 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60263787)
上野 耕司 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (30736070)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 細胞シート凍結 / 細胞シート凍結保存 / 細胞シート / 凍結保存法 |
研究開始時の研究の概要 |
細胞シート移植治療を普及させるために必要となる技術の一つが、細胞シートの凍結方法であると考えられる。しかし、現在のところ、細胞シートを凍結解凍後に、移植する再生医療は実施されていない。その理由としては、細胞シートを既存の方法で凍結すると、細胞にダメージを与えるためである。我々は、細胞シートの状態で凍結可能な、新しい方法を開発することを目指している。
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研究成果の概要 |
我々は、細胞シートを凍結する保存方法を検討するために、凍結装置として、再生医療向け3Dフリーザー、および、プログラムフリーザーを使用した。また、細胞保存液は11種類を検討した。3Dフリーザーによる細胞シート凍結は、最適な細胞保存液を選択することで可能であることが示された。また、今回の研究結果は、凍結させたい細胞に対して、最適な凍結装置、細胞保存液を検討することが重要であることを示すものであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで臨床応用可能な細胞シート凍結法は存在しなかったが、本研究では、3Dフリーザーを使用することで、細胞シート凍結が可能になることを示した。細胞シートを凍結することが出来れば、製造コストを下げることが可能になる為、再生医療に要する価格が下がり、再生医療の普及に貢献することができる。また、本研究結果は、これまで凍結保存が難しいと考えられていた細胞に対して、3Dフリーザーおよび細胞保存液の検討が有用であることを示唆していると考えられる。
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