研究課題/領域番号 |
20K09311
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55060:救急医学関連
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
赤松 洋祐 岩手医科大学, 医学部, 助教 (70835280)
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研究分担者 |
千田 光平 岩手医科大学, 医学部, 助教 (30611016)
藤原 俊朗 岩手医科大学, 医学部, 助教 (60405842)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | neuroinflammation / stroke / recrudescence / 脳卒中症状の再燃 / 炎症 / 脳卒中慢性期 / 白質障害 |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中の既往を有する患者が、慢性期に感染を契機に既往の脳卒中症状の再燃を理由に救急受診することがあるが、これまで臨床経験に基づく報告があるのみで基礎研究は行われておらず病態は不明である。本研究では、マウス脳梗塞モデルの慢性期に全身性炎症を惹起して本病態を再現し、拡散テンソル画像を用いた病変の可視化と組織学的検討から神経障害の機序を解明し、本病態の予防法もしくは治療法の可能性を追求することである。
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研究実績の概要 |
本研究では、マウス脳卒中デルに感染症類似病態を誘発し、臨床的に比較的多く見られる既往脳卒中症状再燃を神経機能評価や放射線診断による病変可視化の試みを行うことを目指している。一昨年度は、脳卒中後の神経免疫機能の変化について齧歯類くも膜下出血モデルでの結果からmicroglial toll-like receptor 4(TLR4)が認知機能障害に影響するだけでなくサーカディアンリズムの乱れにも関わっていることを示した結果を 国際誌に報告した。また、頭部外傷における神経免疫機能と神経細胞死の関連に関しても過去の文献をまとめて国際誌に発表した。昨年度は、本研究のテーマであるPost stroke recrudescenceに関するreview論文を国際誌に発表した。動物実験に関しては、安定したマウス脳梗塞モデル作成を行うことができたが、感染症類似病態の誘発に対する反応にばらつきがあり動物の生存期間にばらつきが大きいため組織免疫学的な神経免疫機能の変化や認知機能の変化についての評価には至ってない。今後は炎症惹起物質の投与量の調整を行い安定したモデル作成を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
感染症類似病態を惹起するためにLipopolysaccharideをマウスに投与するも炎症反応にばらつきがあため組織免疫学的な神経免疫機能の変化や認知機能の変化についての評価には至ってない。 また、コロナウィルス感染症のパンデミックにより臨床業務に費やす時間が増えたことから基礎研究業務に避ける時間が減少したことも影響している。
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今後の研究の推進方策 |
倫理委員会にてLipopolysaccharideを用いた動物実験が承認され次第、認知機能の変化と免疫組織学的な検討を行なっていく。放射線画像評価に関しては大阪大学で行う予定であるがコロナウィルスの影響を鑑みて状況に応じて行なっていく。
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