研究課題/領域番号 |
20K09325
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
黒住 和彦 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20509608)
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研究分担者 |
藤井 謙太郎 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (40799318)
安原 隆雄 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授 (50457214)
島津 洋介 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (90854084)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 分子標的薬 / 遺伝子治療 / 悪性脳腫瘍 / 腫瘍溶解ウイルス / アデノウイルス / 浸潤性モデル / 脳腫瘍 / PDXモデル / CCNファミリー / 浸潤 / 腫瘍微小環境 |
研究開始時の研究の概要 |
分子標的薬(bevacizumabやPD-1阻害剤)と遺伝子治療(腫瘍溶解ウイルス(OV)またはAd-SGE-REIC)との併用療法の組み合わせについて比較する。分子標的薬と遺伝子治療との併用療法の微小環境変化の比較、治療バイオマーカとの関連実験を行う。さらには再発悪性神経膠腫に対するAd-SGE-REICの医師主導治験から得られた関連因子についての検討を行う。分子標的薬と遺伝子治療との併用療法は浸潤性脳腫瘍治療に対する有効な治療ストラテジーであり、そのCCNファミリーなど腫瘍微小環境の変化に注目することは、治療の新たな展開に必要であると考える。
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研究成果の概要 |
悪性脳腫瘍の予後は極めて不良であるが、遺伝子治療や分子標的薬は有望な治療である。今回我々は浸潤性脳腫瘍に対する分子標的薬と遺伝子治療との併用療法とCCNファミリーなどの腫瘍微小環境関連因子の関与について検討した。分化したグリオーマ細胞(DGC)は、CCN1媒介マクロファージ浸潤を介して腫瘍微小環境を形成することによって腫瘍進行を加速することを見出した。脱落乳歯歯髄幹細胞(SHED)を用いたTK/GCV自殺遺伝子細胞治療を行い、腫瘍指向性と抗腫瘍効果を確認した。さらに、腫瘍溶解ウイルス(OV)実験のため現在OVの予備実験を行っている。今後併用療法も行う予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
浸潤性脳腫瘍に対する分子標的薬と遺伝子治療との併用療法とCCNファミリーなどの腫瘍微小環境関連因子の関与については再現性のある結果がえられた。腫瘍微小環境の変化を理解することは腫瘍進展のメカニズムを解明することとなる。また、脱落乳歯歯髄幹細胞(SHED)を用いたTK/GCV自殺遺伝子細胞治療、腫瘍溶解ウイルス療法、分子標的薬と遺伝子治療との併用において、新たな治療法が確立されれば、世界的にもbreakthrough となる悪性脳腫瘍の研究となる。
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