研究課題/領域番号 |
20K09330
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56010:脳神経外科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
高瀬 創 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (00549975)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | くも膜下出血 / 認知機能障害 / 分子メカニズム / 認知機能 / 神経炎症 / 白質障害 |
研究開始時の研究の概要 |
動脈瘤性くも膜下出血(SAH)後の障害がもたらす損失は甚大で,世界的な問題であり続けている。なかでもSAH後の認知機能障害は, 約1/3ものSAH生存者に認めるなど, その病態解明と治療法開発は社会的な大命題である。一方でSAHの研究は近年,急性期の脳内微小環境障害 (SAH後急性期脳損傷)が特に重要視され, 焦点が大きくシフトしている。 本研究では, 新規に発見された「神経炎症のトリガーとなる細胞間メカニズム」に着目し, SAH後急性期における同メカニズムの関与をReverse-translational studyの手法を用いて詳細に分析して新規の治療法開発を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、くも膜下出血後認知機能障害の分子病態の一端を解明することであり、究極的には、得られた知見に基づいた新規治療開発につながる知見創出である。 研究期間の基礎実験データは現段階では未公表である。既存データを用いた関連する臨床研究については、破裂後動脈瘤のコイル単独治療において、抗血小板薬の有用性を示唆するデータについて論文化を行なった(Takase and Tatezuki et al. J Neurointerv Surg, 2022)(Takase et al. World Neurosurg, 2023)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
くも膜下出血後認知機能障害のメカニズムに関して、基礎研究的なアプローチで探求している。現在、これまで採取したサンプルやデータを解析中である。今後、認知機能関連部位における炎症性損傷機構が時間変化とともに明らかになる可能性があり、将来の治療応用にむけた学術的な基盤の一部となることが期待される。
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