研究課題/領域番号 |
20K09429
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56020:整形外科学関連
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
小俣 康徳 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (40570734)
|
研究分担者 |
矢野 文子 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (80529040)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 自然免疫細胞 / 破骨細胞 / 自然免疫 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではヒト及びマウス由来の自然免疫細胞及び破骨細胞に対して最新のシングルセルRNA解析を導入し、様々なサブタイプの免疫細胞が正常な骨代謝をどのように制御するかを、破骨細胞にフォーカスして解析する。さらに骨粗鬆症や関節炎等の病的環境下においても免疫細胞による破骨細胞の制御機構を解析する。シングルセルRNA解析により均一化された細胞集団を抽出することで、特異的なサブセットによる骨代謝制御機構の解明を目指す。
|
研究成果の概要 |
骨代謝は骨に含まれる骨芽細胞、破骨細胞、骨細胞によって制御されている。近年の分子細胞生物学的な研究により免疫細胞はこれらの細胞を繊細に制御しており、骨代謝に密接に関与していることがわかってきた。本研究では破骨細胞と免疫細胞の相互作用について焦点をあてて解析を行った。その結果、自然免疫細胞である2型自然リンパ球は破骨細胞分化を制御していることがわかった。2型自然リンパ球は産生するインターロイキンIL-4やIL-13の作用によって破骨細胞分化を抑え、骨代謝を制御していることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
In this study we show that type 2 ILCs (ILC2) potently inhibit the generation of bone resorbing osteoclasts in vitro as well as favorably influence bone homeostasis under steady state conditions in vivo using loss and gain of function models. The new insight will uncover the bone and immune biology.
|