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新規要因としての先天性CMV感染による精子形成障害の機序解明と予防的治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K09529
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

小川 総一郎  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (50554200)

研究分担者 佐藤 雄一  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (00706848)
秦 淳也  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (00769606)
錫谷 達夫  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (40196895)
胡口 智之  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40791950)
小島 祥敬  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60305539)
赤井畑 秀則  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (70644178)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードサイトメガロウイルス / 無精子症 / 乾燥臍帯 / 不妊症 / 精子形成障害 / CMV / 男性不妊症
研究開始時の研究の概要

近年、生殖医療に関わる基礎研究の発達は目覚ましく、生殖幹細胞や胚性幹細胞、人工多能性幹細胞から精子形成を誘導することも可能となった。しかし、これら技術を駆使し精子形成に成功しても、男性不妊症の根本的な治療にはなりえず、原因解明が求められている。
近年、サイトメガロウイルス(CMV)は精巣胚細胞でも増殖可能であることが明らかとなった。CMVが精神発達遅滞や聴覚障害などの不可逆的な重度の合併症をきたすのは、先天性感染した場合のみである。このことから私たちは、先天性CMV感染症が将来の精子形成障害をもたらすのではないかと考え、特発性無精子症患者における先天性CMV感染の可能性を探ることとした。

研究成果の概要

ヒト無精子症患者における先天性CMV感染の有無についての解析を先行させることとした。しかし、ヒトの精巣および乾燥臍帯組織の収集に関して、新型コロナウイルス感染症拡大に伴って、令和3年度、4年度ともに対象となる男性不妊症患者の手術が軒並み延期、中止となってしまった。そこで、過去に収集して保管済みの乾燥臍帯中のCMV感染の有無を解析した。しかし、nested PCR、RT-PCRによる解析では、CMV-DNAの検出には至らなかった。また、精巣の免疫組織化学染色において、Immediate early、UL135の染色は確認できなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究での仮説が証明できれば、特発性非閉塞性無精子症の病因の一部が解明されたことになり、出生後に治療介入することによって、従来であれば無精子にいたっていた症例の妊孕性を担保できる可能性もあった。しかし、現在までの進捗では精子形成に対するサイトメガロウイルスの先天性感染の可能性を証明できていないため、社会的意義を見出すにはいたっていない。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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