研究課題/領域番号 |
20K09601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
末岡 幸太郎 山口大学, 医学部附属病院, 准教授 (40452643)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 子宮頚癌 / CBR1 / 遺伝子治療用キャリア / 子宮体癌 / 有機シリカ・ナノ粒子キャリア / CRB1 / Carbonyl reductase 1 / 子宮頸癌 / カルボニルリダクターゼ / 有機シリカ・ナノ粒子 |
研究開始時の研究の概要 |
近年増加傾向の子宮頸癌は、進行・再発症例では有効な治療手段がない。我々は、これまでに子宮頸癌患者において carbonyl reductase 1(CBR1)の発現低下は有意に予後不良であることを報告している。 さらに、基礎実験によりCBR1の過剰発現により腫瘍形成は抑制されることを明らかにした。したがって、CBR1 をドラッグデリバリーシステムにより、腫瘍細胞に選択的に集積することにより、新規で有効な治療法を開発したい。そこで本研究では、CBR1 を遺伝子治療薬とした有機シリカ・ナノ粒子から成るキャリアを開発し、その機能評価を基礎実験で行う。
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研究成果の概要 |
遺伝子治療用キャリアとして有機シリカ・ナノ粒子を用いて、CBR1 が子宮頸癌の新たな遺伝子治療となりうるかを研究した。(1)OS/TNCへのplasmid DNAの付加反応により、OS/TNCにのplasmid DNAが付加することを確認できた。(2)CBR1-OS/TNCの癌細胞への導入について、子宮体癌細胞株SNGMに遺伝子導入は確認されたものの、タンパク、mRNAレベルでの過剰発現モデルは作成できなかった。 CBR1-OS/TNCの開発においては導入遺伝子の過剰発現が生じなかった。このOS/TNCは生体染色マーカーとして移植した細胞等を経時的に追跡する際に有用なツールになり得る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
OS/TNCの高いトランスフェクション率と安全性・安定性は、生体染色マーカーとして移植細胞を経時的に追跡する有用なツールになると考えられる。OS/TNCは、生物学的染色マーカーとして移植された細胞を経時的に追跡するための有用なツールになり得る。
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