研究課題/領域番号 |
20K09645
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56040:産婦人科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
竹谷 俊明 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (70464328)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 子宮内膜間質細胞 / WT1 / 脂質蓄積 / VLDLR / 糖取り込み / 子宮内膜 / 脱落膜化 / 脂質代謝 / 間質細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、脱落膜化における脂質代謝変化について調べ、それにおけるWT1の関与について解明する。さらに、WT1 の下流で直接脂質代謝を制御する遺伝子を同定したい。本研究により、未だ解明されていない脱落膜化における脂質代謝変化とその制御機構が明らかになると同時に、脂質代謝制御という新たな WT1 の機能を解明することにもつながると考えられる。
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研究成果の概要 |
Wilms Tumor1(WT1)は、ESCの脱落膜化を制御している。マイクロアレイ解析によると、WT1は、脱落膜化過程において脂質代謝に関わる遺伝子を多く制御していることがわかった。また、脱落膜化により細胞内の脂質蓄積が増加すること、これにWT1が関与していることを見出し、またWT1の下流でこれに関与する因子としてVLDLRを同定した。さらに、WT1は細胞内へのグルコース取り込みに関与しており、WT1の下流でグルコース取り込みを制御する因子としてGLUT1を同定した。以上のことから、WT1は、ESCの脱落膜化における脂質およびグルコース代謝を制御する転写因子であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は、転写因子WT1がヒト子宮内膜間質細胞の脱落膜化において脂質代謝制御のみならずグルコース代謝をも制御していることを世界で初めて同定した。着床過程において受精卵は脱落膜細胞層に浸潤し、この際に脱落膜化細胞は受精卵に栄養を渡す栄養供給源となるとも言われており、これは未だ十分に証明されていない着床機構の解明に大きく貢献するものであり価値のあることであると考えている。
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