研究課題/領域番号 |
20K09731
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56050:耳鼻咽喉科学関連
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
清田 尚臣 神戸大学, 医学部附属病院, 特命准教授 (40515037)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 鼻副鼻腔神経内分泌腫瘍 / 嗅神経芽細胞腫 / 次世代シーケンサー / 腫瘍免疫微小環境 / 腫瘍遺伝子変異量 / がん免疫微小環境 / 免疫チェックポイント分子 / 遺伝子変異 / 鼻副鼻腔悪性腫瘍 / 免疫多重染色 / 頭頸部がん / 神経内分泌悪性腫瘍 / 遺伝子変化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究において希少疾患である鼻副鼻腔神経内分泌悪性腫瘍における特徴的な遺伝子変化を解析し、多重免疫組織染色を用いた腫瘍細胞及び腫瘍周囲細胞における免疫チェックポイント分子発現を解析することで、本希少疾患の診断及び治療法の開発につなげるデータを収集する。
|
研究成果の概要 |
嗅神経芽細胞腫(ONB)の手術検体を用いて、次世代シーケンサーによる遺伝子変化の解析及び免疫多重染色を用いた腫瘍免疫微小環境の解析を行った。ONBは頭頸部領域における希少がんの一つであり、本疾患に特徴的な遺伝子異常や免疫微小環境については明らかではない。本研究において、ONBに生じている遺伝子異常と腫瘍遺伝子変異量(Tumor mutational burden: TMB)の程度を明らかにすることができ、免疫多重染色を用いて腫瘍と腫瘍周囲間質における免疫細胞の種類とその浸潤の程度を解析することができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ONBは希少がんであり小さな研究成果の蓄積が病態の解明や治療法の開発につながる。このため、本研究結果から免疫チェックポイント阻害薬を始めとするがん免疫療法の臨床応用の可能性について新たな知見が得られたことは学術的にも社会的にも意義がある。
|