研究課題/領域番号 |
20K09851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
齋藤 夏美 自治医科大学, 医学部, ポスト・ドクター (70638246)
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研究分担者 |
吉村 浩太郎 自治医科大学, 医学部, 教授 (60210762)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 血管内皮前駆細胞 / 間葉系幹細胞 / 脂肪幹細胞 / 難治性潰瘍 / 糖尿病合併症 / 放射線障害性潰瘍 / 糖尿病性潰瘍 / 脂肪組織常在性微小血管内皮前駆細胞 / 再生医療 / 脂肪内皮細胞 / 上皮化 / 創傷治癒 / 血管内皮細胞 / 血管新生 / 脂肪組織 |
研究開始時の研究の概要 |
難治性皮膚潰瘍は、糖尿病、放射線治療に伴う障害、血管病変などにより、血流障害から皮膚および皮下組織が虚血状態に陥り、壊死する疾患である。現行では、軟膏(保存的治療)や外科的治療が行われているが、いずれも対症療法であり、再発を繰り返す。我々は根治療法を目的として、虚血組織の再生に有効であることが明らかになりつつある脂肪組織由来の間葉系幹細胞に加え、血管の新生に直接機能する血管内皮前駆細胞を投与する治療方法の有効性と安全性の検証を疾患動物モデルで行う。
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研究成果の概要 |
糖尿病性潰瘍などの虚血性疾患に対する血管新生再生医療を目指して基礎研究を行なった。ヒト脂肪組織常在性微小血管内皮前駆細胞(Adipose-resident microvascular endothelial progenitor cell; AEPC)の調製法確立と特性解析(Saito N., et al., Scientific Reports, 12(1):1775 2022)、及び放射線障害潰瘍マウスモデルに対するAEPC投与による創傷治癒能の改善効果(Mori M., et al., Plastic and Reconstructive Surgery, accepted)を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病性下肢病変は、糖尿病合併症の一つで、神経障害と抹消血流障害が生じ、重症化すると皮膚潰瘍や組織壊死を起こして切断に至ることも多い。糖尿病患者は世界的に増加しており、厚生労働省の「H28年国民健康・栄養調査」によると我が国の糖尿病有病者数は1,000万人に上る。うち足潰瘍の発症率は約0.3%で、年間8,000例以上の足・下肢切断が行われている。従って、糖尿病性下肢病変を根本的に治療する方法の開発は、今後予想される患者数の増加と医療費の削減といった観点から、社会的要請の高い課題である。本研究では、糖尿病性潰瘍の新たな治療ツールとなりうるAPECの調製法の確立、治療効果の検証を実施した。
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