研究課題/領域番号 |
20K09867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分56070:形成外科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
米澤 朋子 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (30304299)
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研究分担者 |
百田 龍輔 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (80263557)
稲川 喜一 川崎医科大学, 医学部, 教授 (90268615)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 皮膚 / 創傷治癒 / 細胞外マトリックス |
研究開始時の研究の概要 |
皮膚の創傷治癒におけるXVIII型コラーゲンの役割とその作用機序を解明し、その機能が創傷治療へ有効かどうかを検討する。具体的には、本研究ではXVIII型コラーゲンの遺伝子改変マウスや実験的に遺伝子発現を変化させた培養細胞を用いて創傷後の皮膚の治癒に必要な生体反応を調べることによってXVIII型コラーゲンの機能を明らかにする。詳細な作用メカニズムが分かれば、それが創傷の治療に有効かどうかをさらに調べる。
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研究成果の概要 |
これまでに皮膚創傷治癒過程において、XVIII型コラーゲンは再生上皮下に早期に出現することが明らかとなった。本研究ではXVIII型コラーゲンのノックアウトマウスを用いて創傷治癒過程の経時的な変化について解析を行い、野生型とは異なる表現型であることを見出した。さらに組織学的な解析を行い、XVIII型コラーゲンの創傷治癒における重要性が示唆された。その分子メカニズムについては予備的な知見は得られたが、さらに詳細な検討が必要であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
皮膚は人体最大の臓器であり、外界からの最初のバリアである。皮膚の障害は熱傷、外傷、褥瘡、糖尿病性潰瘍など多岐に渡る。皮膚の創傷治癒において、細胞外マトリックスの関与は大きいとされている。再上皮化における基底膜の再形成や、創収縮における結合組織成分の働きに関する新しい知見は、難治性の治癒を促進するような効果的な治療の開発に役立つと考えられる。
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