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マクロファージ由来骨再生因子の同定と歯槽骨再生医療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K10022
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57040:口腔再生医学および歯科医用工学関連
研究機関松本歯科大学

研究代表者

中村 浩彰  松本歯科大学, 歯学部, 教授 (50227930)

研究分担者 堀部 寛治  松本歯科大学, 歯学部, 講師 (70733509)
雪田 聡  静岡大学, 教育学部, 准教授 (80401214)
原 弥革力  松本歯科大学, 歯学部, 助教 (90846635)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード抜歯窩治癒 / 歯槽骨再生 / M2マクロファージ / 骨原性細胞 / 免疫組織化学 / TGF-b / RNAscope / 骨原生細胞 / マクロファージ / サイトカイン
研究開始時の研究の概要

創傷治癒過程において組織常在型M2マクロファージが免疫反応を抑えて、治癒を促進することが報告されている。歯根膜組織にもマクロファージが存在するが、その意義についてはわかっていなかった。本申請研究は、抜歯後の歯槽骨再生過程に注目し、1)抜歯窩治癒過程に出現するマクロファージのサブタイプを同定すること、2)歯槽骨再生におけるマクロファージの存在意義を明らかにすること、3)マクロファージ由来骨再生因子の同定とその機能を解明すること、4)歯槽骨再生に関与する未分化間葉細胞を同定すること、5)マクロファージ由来骨再生因子の臨床応用をめざして、遂行するものである。

研究成果の概要

抜歯窩治癒過程をマクロファージの動態に注目して、形態学的に解析した。7日後には骨形成が生じており、抜歯窩内のCD206陽性M2様マクロファージがTGF-b1を産生し、骨芽細胞の分化を促進する可能性が示唆された。また、クロドロネート-リポソーム投与によりマクロファージを枯渇後に抜歯を行ったところ、骨形成が抑制されており、抜歯窩治癒過程における組織修復型M2様マクロファージおよびマクロファージ由来のサイトカインの重要性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

抜歯窩治癒過程における組織修復型M2マクロファージの役割についてはほとんど注目されていなかった。本研究により、マクロファージは細菌や死細胞の処理のみならず、組織修復に関連するサイトカインを誘導し、骨原性細胞を増殖・分化させることにより抜歯窩治癒を促進することを明らかにできた。また、マクロファージ由来骨再生因子が歯周病治療やインプラント治療に応用できる可能性を示唆できたことは社会的意義が高い。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021 2020

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 歯周組織治癒過程における PTHrP および PTH1 受容体の遺伝子発現2022

    • 著者名/発表者名
      堀部寛治、西田大輔、中村浩彰
    • 学会等名
      第64回歯科基礎医学会学術大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] マウスの抜歯後治癒におけるマクロファージ枯渇の影響2021

    • 著者名/発表者名
      堀部寛治、西田大輔、中村浩彰
    • 学会等名
      第63回歯科基礎医学会学術大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 抜歯窩治癒過程における M2 様マクロファージ浸潤と TGF-b分泌2020

    • 著者名/発表者名
      堀部 寛治 ,原 弥勒力 ,中村 浩彰
    • 学会等名
      第62回歯科基礎医学会学術大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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