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生理機能亢進細胞混合移植とレドックス制御による長期骨量維持可能な骨増生法開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K10051
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57050:補綴系歯学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

秋葉 奈美  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (00584591)

研究分担者 魚島 勝美  新潟大学, 医歯学系, 教授 (50213400)
秋葉 陽介  新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (70547512)
泉 健次  新潟大学, 医歯学系, 教授 (80242436)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード骨再生 / 骨増生 / 細胞移植 / レドックス制御 / 活性酸素種 / 酸化ストレス制御 / 酸化還元 / 機能亢進 / 抗酸化処理 / 生理機能亢進細胞混合移植 / 長期骨量維持
研究開始時の研究の概要

生理的骨形成には骨形成以外に宿主細胞誘導、血管新生、成長因子放出と複数の生理機能活性が必要である。骨増生法において生理的骨形成を模倣しようとしても、単一処理によって必要な生理機能全てを活性化するのは不可能と考えられている。また細胞移植において、移植後の酸化ストレスによるアポトーシスや機能不全が報告されており、酸化還元制御(レドックス制御)により移植細胞を長期生存、機能させることが可能となる。本研究では、骨増生に必要な複数の生理機能を各々あらかじめ亢進させた細胞の混和移植とレドックス制御による移植細胞の長期生存に着目し、骨増生促進と長期骨量維持を達成可能な新規骨増生法の開発を目的とする。

研究成果の概要

EDA は、H2O2 による活性酸素種の生成とアポトーシスを抑制し、細胞生存率を回復しました。H2O2 による骨形成関連遺伝子の発現低下と石灰化は、EDA によって回復しました。EDA 治療により、術後 2 週間で新生骨量が増加しました EDA群ではVEGFとCD31の免疫蛍光も強くなりました。また、PKH26とオステオカルシンの蛍光強度も強くなり、移植細胞の生存期間が延長し、骨形成細胞に分化したことがわかりました。EDAを用いた局所酸化還元制御は、局所環境の改善、生存期間の延長、移植細胞の骨形成能の増強、血管新生の促進などにより、骨再生を促進します。

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞移植を用いた再生療法は多くに医療分野において期待されているが、細胞移植や、細胞移植後の血液の再環流の際に生じる活性酸素種によって多くの移植細胞が傷害されることが報告されている。移植細胞の生存率向上や移植後の機能維持は医療分野における課題である。我々が今回得た結果から、活性酸素種の制御を行うことによって移植細胞の生存率向上や移植細胞の機能維持が可能になれば、細胞移植を用いた再生医療の成功率や治療効率の向上に寄与することが期待される

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Enhancing Bone Regeneration by Redox Control: An In Vivo Study.2024

    • 著者名/発表者名
      Nguyen Van Quang, Akiba Y, Eguchi K, Akiba N, Uoshima K.
    • 学会等名
      2024 IADR/AADOCR/CADR General Session & Exhibition.
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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