研究課題/領域番号 |
20K10156
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
丹原 惇 新潟大学, 医歯学系, 講師 (10636228)
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研究分担者 |
大峡 淳 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40266169)
齊藤 一誠 朝日大学, 歯学部, 教授 (90404540)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 舌 / 舌の発生 / 発生 / 再生療法 |
研究開始時の研究の概要 |
舌は、口腔内で最も癌が発生する部位であるため、手術で最も除去される器官ともなる。 そのため、舌の再生療法に期待が集まっている。しかし、再生療法確立に必須の、“幹細胞 の舌への誘導メカニズム”が得られていない。この誘導メカニズムには、「舌の発生メカニ ズム」を利用することになるものの、その解明が進んでいない。申請者は予備実験において、神 経堤由来細胞特異的にmicroRNAが欠損したマウス(Dicerfl/fl;Wnt1Cre)において、舌がほとん ど誘導されていないことを見出した。そこで、このDicerfl/fl;Wnt1Cre のマウスを使用する事で、舌の発生メカニズムが大幅に解明できると考えられ、舌の再生療法の確立が期待できる。
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研究成果の概要 |
舌は摂食嚥下、発音、味覚など様々な重要な機能を持つ器官で、良好なQOLにとって不可欠である一方、歯科領域で最も癌が発生する部位でもあり、手術によって除去されることが多い。そのため、舌の再生療法の確立が期待されている。しかし、再生療法には、幹細胞誘導のための舌の発生メカニズムが必要となるが、その舌の発生メカニズムが明らかでない。本研究は、舌が欠損するmicroRNA欠損マウスの解析から、舌の発生メカニズムを解明した。microRNA欠損マウスでは、複数のシグナルが過剰活性することで舌の欠損が欠損している可能性が示唆された。シグナル経路の適切な活性レベルが舌の発生には必須であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々な重要な機能を有している舌は、癌の好発部位でもあるため、再生療法を望む患者は多い。再生療法には、再生させる器官の発生メカニズムの知識が必要となる。しかし、舌の発生メカニズムの多くは、明らかとなっておらず、舌の再生療法も進んでいない。そのような中、microRNA欠損マウスの解析から、舌の発生メカニズムの一端を明らかにできた本研究成果の意義は大きい。今後の舌の再生療法の確立に大きく貢献できると考えられる。
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