研究課題/領域番号 |
20K10284
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
金森 大輔 藤田医科大学, 医学部, 講師 (70586289)
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研究分担者 |
加賀谷 斉 藤田医科大学, 医学部, 客員教授 (40282181)
稲本 陽子 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (70612547)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 摂食嚥下障害 / 口腔内補装具 / ADCT / 唾液嚥下 / 3Dプリンター / 嚥下CT / 舌接触補助床 / 機能評価 / 摂食嚥下 / 画像解析 / 320-ADCT / Oral prosthesis |
研究開始時の研究の概要 |
従来の嚥下CT検査に加え口腔の2重造影法用いることで口腔評価が可能となった。摂食嚥下障害患者では食塊形成ができず,舌による送り込み不全がおきる。このような患者の治療には口腔内補装具の1つである舌接触補助床を作製しリハビリテーションを実施するが,その作製・調整過程は多くの部分を経験にたよっている。本研究では口腔の2重造影法を用いた嚥下CT検査により義歯及び舌接触補助床の適切な調整方法の確立をする。
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研究成果の概要 |
摂食嚥下障害患者では口腔期障害に対しpalatal augmentation prosthesis(以下PAP)を作製しリハビリリテーションを実施するが,その作製・調整過程は多くの部分を経験にたよっている.本研究は嚥下CTを口腔内補装具の作製・調整に応用することを目的に実施された.唾液嚥下時およびPAP使用時の嚥下動態の検討から辺縁形態などの検討を行った.粘膜面造影を用いた嚥下CTにより、ワックスを用いた仮PAPにより口蓋厚の決定と辺縁形態の決定をする.また3Dプリンターを用いることでデータから実際の口腔模型を作製し、口腔内に使用できる素材でPAPを作製することが可能となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は嚥下CTを口腔内補装具の作製・調整に応用することを目的に実施された.嚥下CT時に口腔の粘膜面造影を行いワックスを用いた仮PAPからその口蓋厚の決定と軟口蓋の可動部位の決定をすることが可能であった。また3Dプリンターを用いることでデータから実際の口腔模型を作製し現在口腔内に使用できる素材でPAPを作製することが可能となった。今回の研究ではPAPの作製までに6時間かかったが、長期に口腔内に入れることが可能な3Dプリンター材料が使用できれば短時間でPAPが作製でき、患者への利点が大きく社会貢献につながると考えられる。
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