研究課題/領域番号 |
20K10382
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
山田 浩 静岡県立大学, 薬学部, 特任教授 (40265252)
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研究分担者 |
古島 大資 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (90615238)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | green tea / catechin / gargling / influenza / randomization / concentration dependence / インフルエンザ / 緑茶 / カテキン / うがい / ランダム化比較試験 / 急性上気道炎 / 濃度依存性 / 用量依存性 |
研究開始時の研究の概要 |
教育委員会・校長会の協力を得て、研究に協力していただける高校を募る。次いで、研究参加の同意が本人および保護者から得られた高校生1,500名を対象とし、市販ペットボトルの(煎じた緑茶よりも低濃度)のカテキン緑茶でうがいする群(低濃度群)、市販の高濃度カテキン緑茶でうがいする群(高濃度群)または水道水でうがいする群(対照群)の3群にランダムに均等に割付け、インフルエンザ流行シーズンに1日3回、3ヶ月間うがいを行ない、インフルエンザの発症状況を比較検討する。
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研究成果の概要 |
本研究は緑茶うがいのインフルエンザ予防効果をカテキン濃度依存性に着目し、ランダム化比較試験により検討した。大学生209名を対象とし、高濃度カテキン緑茶(高濃度群)、低濃度カテキン緑茶(低濃度群)または水(対照群)にランダムに割り付け、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)pandemicの最中、2021年12月から12週間、1日3回、うがいを実施した。追跡の結果、インフルエンザの発症は無く、急性上気道炎全体の発症割合は、高濃度群9.1%、低濃度群10.8%、対照群15.7%であり、僅かな濃度依存性の減少傾向が見られたものの統計学的有意差は得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、緑茶の主要成分であるカテキンが基礎研究において抗インフルエンザウイルス作用を示しながら、ヒトにおけるエビデンスが十分に定まっていない点に着目し、濃度依存性の観点から緑茶うがいの臨床的な予防効果を追求した点に学問的意義がある。また、インフルエンザの予防対策が公衆衛生的に種々行われながら完全に感染を阻止し得ない現状の中で、緑茶うがいという簡便、且つ安全、安価な方法がインフルエンザ予防対策の補助手段となり得るかを検討した点に社会的意義がある。
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