研究課題/領域番号 |
20K10460
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58020:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含む
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研究機関 | 公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター |
研究代表者 |
宇野 賀津子 公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター, IFN・生体防御研究室, 研究員(移行) (50211082)
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研究分担者 |
吉崎 和幸 大阪大学, 産業科学研究所, 特任教授 (90144485)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | IL-6 / トシリズマブ / サイトカイン / ケモカイン / PLS2解析 / キャッスルマン病 / 関節リウマチ / COVID-19 / TCZ:トシリズマブ / PLS解析 / 多中心性キャッスルマン病 / 炎症性ケモカイン / Multi-plex / 血中サイトカイン / リウマチ / 疾患分類 |
研究開始時の研究の概要 |
健常人の状態と比較しつつ、キャッスルマン病および類縁疾患やリウマチ患者の抗体療法前後の血清中のサイトカイン・ケモカインをMulti-plex法により多項目測定し、そのパターンから疾患分類、また治療前に効果的な治療薬の予測のバイオマーカーの特定を目指す。解析方法としては説明変数(記述子)の数がサンプルの数より多くても計算可能で、回帰式を作るときにノイズの影響を受けにくく、説明変数の間の相関が高くても対応可能なPLS2解析を用いる予定である。
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研究成果の概要 |
リウマチとキャッスルマン病、COVID-19はIL-6の作用を抑制する抗ヒトIL-6受容体の抗体薬(TCZ:トシリズマブ)による治療が有効である。リウマチは自己免疫疾患、キャッスルマン病はリンパ球増殖性疾患、COVID-19は感染症でその病態は大きく異なっている。従って、各疾患のTCZの治療により影響を受けるサイトカイン・ケモカイン系、治療効果とサイトカイン・ケモカイン動態の変化を明らかにすることにより、臨床症状にIL-6がどのように関与し、そのブロックにより治癒に繋がるのか、血中のサイトカイン・ケモカインを網羅的に測定し、健常人の状態と比較しつつ検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リウマチとキャッスルマン病、COVID-19はIL-6の作用を抑制する抗ヒトIL-6受容体の抗体薬(TCZ:トシリズマブ)による治療が有効であるが、病因は全く異なる疾患である。各疾患のTCZ治療前後でのサイトカイン・ケモカインの動態を測定し、その変化を解析する事により、TCZの各疾患に対する作用を明らかにする。また、各疾患の特性にせまることが可能となる。
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