研究課題/領域番号 |
20K10515
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 康司 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (60288470)
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研究分担者 |
藤井 亮輔 藤田医科大学, 医療科学部, 助教 (60823846)
山田 宏哉 藤田医科大学, 医学部, 講師 (80610352)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 分子疫学 / エピジェネティクス / DNAメチル化 / ABCA1 / SOCS3 / TXNIP / 縦断的研究 / 疫学研究 / 縦断研究 / 生活習慣 / がん死亡 / AHRR遺伝子 / TXNIP遺伝子 / 心血管疾患 / メタボリックシンドローム / ABCA1遺伝子 / 遺伝子 / 疫学 |
研究開始時の研究の概要 |
エピジェネティクス機構の1つであるDNAメチル化は疾病の発症・進展に重要な役割を果たすことが示唆されているが、DNAメチル化の変動に影響を与える要因については検討がほとんどされておらず、疫学的エビデンスが乏しい。我々は、これまでに平成27~28年度健診受診者を対象に白血球の代謝・炎症関連各種遺伝子のDNAメチル化レベルを測定し、横断的に疾患等との関連について解析を進めてきた。その対象者について5年後にあたる令和2~3年度に、同一遺伝子のDNAメチル化レベルを再度測定し、5年間の各種遺伝子のDNAメチル化の変動を確認し、その変動に影響を与える要因を疫学的手法を用いて明らかにする。
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研究成果の概要 |
白血球DNAメチル化レベルと疾患発症との関連及びDNAメチル化レベルの変動に影響する要因を明らかにするために住民健診受診者を対象として縦断的研究を実施した。DNAメチル化レベルが疾患発症に及ぼす影響は2015年の住民健診受診者を、DNAメチル化レベルの6年間の変化に関する研究対象者は2021年と2015年度の両方の健診を受診した者とした。解析の結果、SOCS3遺伝子の低メチル化は高血圧発症リスクが高かった。またTXNIP遺伝子の高メチル化は脂肪肝発症リスク低下と関連していた。さらにベースライン時の食物摂取頻度や6年間の食物摂取頻度の変化がDNAメチル化レベルの変化と関連することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
各種遺伝子のDNAメチル化が生活習慣などの要因により変動すると考えられているが、そのエビデンスは主に横断研究の成果から得られたものである。各種遺伝子のDNAメチル化に影響を与える要因については、国内外において縦断的解析による検討は十分ではない。本研究で得られた知見は、生活習慣などと疾病発生の新たなメカニズム解明の一助となるとともに、新たな視点での疾病予防対策に貢献することが期待できる。
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