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MSイメージングによるカンナビノイド類の標的神経細胞同定と単一細胞薬物動態解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K10554
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58040:法医学関連
研究機関昭和大学 (2021-2022)
名古屋大学 (2020)

研究代表者

草野 麻衣子  昭和大学, 医学部, 講師 (60733574)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード分析化学 / 薬物動態 / 合成カンナビノイド / LC/MS/MS / 神経伝達物質 / MSイメージング / 質量分析 / 法中毒
研究開始時の研究の概要

本研究では、神経細胞の薬物に対する応答の違いを単一細胞レベルで解析できるLMD-LC/MS/MSイメージング法を用い、天然由来カンナビノイド(Δ9-THC)と新旧世代合成カンナビノイド(SC)の作用の違い及び毒性機序の解明を目的とする。これまでにCB受容体への親和性の違いについては報告されているが、新規SCにおける大麻の単独乱用では見られなかった異常行動や精神病を惹起する理由は未解明である。それらの作用機序を解明するため、Arc-dVenusマウスを用い、LMD-LC/MS/MSイメージングによるΔ9-THCと新旧世代SCの標的神経細胞の同定と単一細胞薬物動態解析を行う。

研究成果の概要

大麻の活性成分であるΔ9-THC及び新旧世代の合成カンナビノイドJWH-018とAB-CHMINACAについて、薬物投与したマウスから採取した脳試料より抽出を行い、前処理及び分析バリデーションを含む脳内神経伝達物質のLC/MS/MSによる同時分析条件の確立を行った。
薬物3種をそれぞれマウスに投与し、行動実験によって作用の違いを記録した。さらに、薬物投与後にマウス脳を採取し、確立したLC/MS/MS分析法を用いて比較した。
従来のMALDI-MSイメージングやマトリックスを用いない新規イメージング基盤を用いたMSイメージングも行い、マウス脳中の薬物および神経伝達物質のイメージングも行った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

合成カンナビノイドに関するこれまでの研究から、同じCB1受容体に作用する化合物でも親和性の違いや惹起する異常行動などが大きく違うことが明確になっている。天然由来のΔ9-THCと比較して、新旧世代合成カンナビノイドの影響の違いは脳内分布の違いによるものなのか、受容体との親和性の違いによるものなのか、あるいは神経伝達物質の応答の違いによるものなのかを明確にすることは法医学・薬物代謝学・毒性学・脳機能学の観点からも非常に意義があり、このような危険ドラッグの毒性評価及び解明は社会的にも非常に意義のあるものである。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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