研究課題/領域番号 |
20K10592
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58050:基礎看護学関連
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研究機関 | 京都光華女子大学 |
研究代表者 |
徳永 基与子 京都光華女子大学, 健康科学部, 教授 (20381709)
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研究分担者 |
鹿内 信善 天使大学, 看護栄養学部, 教授 (20121387)
中島 智晴 大阪公立大学, 大学院情報学研究科, 教授 (20326276)
西村 舞琴 京都光華女子大学, 健康科学部, 講師 (30757183)
前川 泰子 香川大学, 医学部, 教授 (60353033)
糸井 麻希子 京都光華女子大学, 健康科学部, 助教 (60804086)
山本 美輪 香川大学, 医学部, 教授 (70353034)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ゴールドメソッド / 臨床判断能力 / 反転授業 / VR / MR / 臨床実践能力 / 観察技術 / バーチャル体験 / ICT / 学習システム / 臨床判断 / 看護実践能力 / 看護基礎教育 |
研究開始時の研究の概要 |
社会変化に伴い看護師はより高度な実践能力を求められる.文部科学省が学士課程で修得すべき看護実践能力として思考力の育成を提言するが,教育現場では過密なカリキュラムを,100人を超える多様で生活体験の乏しい学生に数名の教員で指導する現状である.よって効率的・効果的な教育方法の確立は重要な課題であり, ICTの活用は必須である.本研究では,ICTの活用で学生の思考力を育て,実践能力を獲得が可能か,を明示ことである.ICT活用が学生の思考力の向上・実践能力の獲得に寄与できることを明らかにできれば,学生と教員,双方の負担の軽減に加え,本事例をモデルケースとして他大学や新人看護師の教育にも応用できる.
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研究実績の概要 |
今年度は、看護医療学会で「Virtual Reality (VR) / Mixed Reality (MR)を活用したバーチャル患者を観察するプレ実習の効果と課題」をテーマで,またNETNEP(9th International Nurse Education Conference)で「Validation of The Learning Effect Flipped Classroom in Nursing Education」をテーマでこれまでの成果を発表した。「Virtual Reality (VR) / Mixed Reality (MR)を活用したバーチャル患者を観察するプレ実習の効果と課題」では、学習意欲の演習前後での変化をCourse Interest Survey日本語版(川上ら、2013)で比較したところ、ほとんどの学生で学習意欲が向上していた。演習の振り返りを質的に分析すると、【使える知識になっていない】ことに対する記述が多く、どこを学習すれば実際に使える知識になるかの気づきが得られていた。VR/MRの良い点として、【想像しやすく】【自分のペースで】【繰り返し】【急変事例も】演習できる一方で、全員の学生が【操作の難しさ】をあげており、技術面の向上とともに、さらに学習効率の向上が見込めると予想できた。「Validation of The Learning Effect Flipped Classroom in Nursing Education」では、臨床判断能力の育成に欠かせない知識を活用して判断する力を、反転授業により知識活用を促す目的で導入した。結果反転授業による学習効果が示唆された。今年度の成果を踏まえ、次年度は教材をゴールドメソッドで、授業形式は反転授業の形式で実施し、自己学習等でM R・V Rの教材を活用して更なる学習効果の検証を実施し、実習場面における効果の検証を実施する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ感染の影響により、コンテンツ等の作成が1年遅れた、本来ならば2022年度には授業ー自己学習が連携した教育効果の検証を予定していたが、その検証は2023年に繰越となった。
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今後の研究の推進方策 |
今年度の成果を踏まえ、次年度は教材をゴールドメソッドで、授業形式は反転授業の形式で実施し、自己学習等でM R・V Rの教材を活用して更なる学習効果の検証を実施し、実習場面における効果の検証を実施する予定である。
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