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父親になる男性の養育ホルモン(オキシトシン)の変動およびその役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K10906
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

南 香奈  金沢大学, 保健学系, 助教 (30819389)

研究分担者 辻 知陽  金沢大学, 子どものこころの発達研究センター, 協力研究員 (00523490)
東田 陽博  金沢大学, 子どものこころの発達研究センター, 協力研究員 (30093066)
鏡 真美 (関塚真美)  金沢大学, 保健学系, 准教授 (60334786)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードオキシトシン / 唾液 / 母子 / 相互作用 / 父親 / 母親 / テストステロン / メンタルヘルス / 養育
研究開始時の研究の概要

子どもの養育を経験した男性は内分泌学的な変化が生じると言われており、テストステロンが減少し、オキシトシンが増加する事で生殖から養育へと行動変容に影響すると言われている。また、この変化が顕著な父親ほど子どもへの愛情的な接触や中止などの養育の質が高まる事が示唆されている。本研究は、男性が父親となる過程において、唾液中オキシトシンとテストステロンの濃度変化を縦断的に調査し、内分泌学的変化の詳細、およびその影響因子を解明する事を目的とする。また、近年増加する父親の産後うつ病のバイオマーカーとしての応用の可能性を検証する。

研究成果の概要

Covid-19の影響により父親のリクルートが困難な状況が続いたため、研究の方針を変更し、コントロール実験で得られた以下の母親のデータより、研究成果について報告を行った。
1.唾液サンプルでも周産期の母親の顕著なオキシトシン濃度の変化を捉える事が出来た。2.子どもとの触れ合い時など、母親の情動に関するオキシトシンの反応をモニタリングするには、血液より唾液サンプルの方が有用である可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来、オキシトシンは血液サンプルで測定されることが主流であったが、血液採取には医療行為が必要であること、穿刺時のストレスや疼痛がオキシトシンシステムに影響することが懸念されていた。本研究では、非侵襲的な唾液サンプルに着目し、その有用性を検証することを目的とした。その結果、女性の生涯において最も顕著にオキシトシンが変化すると言われている周産期において、唾液でもその変化を捉える事が出来ることを提言した。また、母親の情動に関するオキシトシンの反応を評価するには、血液より唾液の方が有用である可能性を明らかにした。これにより、自宅等で簡便に実施できるモニタリングシステム導入に貢献する示唆が得られた。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Infant Stimulation Induced a Rapid Increase in Maternal Salivary Oxytocin2022

    • 著者名/発表者名
      Minami Kana、Yuhi Teruko、Higashida Haruhiro、Yokoyama Shigeru、Tsuji Takahiro、Tsuji Chiharu
    • 雑誌名

      Brain Sciences

      巻: 12 号: 9 ページ: 1246-1246

    • DOI

      10.3390/brainsci12091246

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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