研究課題/領域番号 |
20K11061
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
石橋 健一 愛知学院大学, 総合政策学部, 教授 (00333039)
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研究分担者 |
斎藤 参郎 福岡大学, 公私立大学の部局等, 研究特任教授 (50111654)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | NIALM / 生活リズム推定 / 高齢者 / 見守り / 生活リズム / 高齢者見守り / プライバシー / ELSI |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らの開発した技術は、スマートメーターの電力使用データを用いて、高齢者の見守りとして、安価で精度の高い見守りを可能とした。一方で、使用家庭の生活状況をリアルタイムにモニタリングすることも可能としていることから、見守られる側のプライバシーの保護、見守り情報の管理といった情報保護の問題と関係している。そこで、本研究ではNIALMを用いた生活反応判定の社会受容性について、社会実験を通じて明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は社会実験を行い、非侵入型電力機器モニタリングを用いた生活リズム推定方法の社会受容性について検証を行った。 予備調査の結果、1日を通じた生活リズムが利用可能性が高いことが分かったことから、非侵入型電力機器モニタリングの推定結果を用いた生活リズム推定のアルゴリズムを構築した。 愛知県長久手市および東京都杉並区においてシステムの運用実験を行い、生活リズム情報の取り扱いや対応について、自治体および専門家と検討を行った。実験の結果、生活リズムの推定方法、生活リズムデータの利用者、利用方法を説明することによって、被験者の理解を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活リズムに関する情報は健康維持・増進やエネルギー利用の適正化に利用可能であることが示され、活動時間や外出時間などの活動を統計モデルにより定式化し、生活リズムの推定を行う方法が各種提案されている。本研究は、個人の在宅時の電気切用に着目し、電力データに基づく世帯の生活リズムを推定することを可能としたことにより、新たな生活リズム推定の方法を構築したといえる。 本研究において実験協力をいただいた自治体、民間事業者(居宅介護事業者、高齢者向けサービス提供会社)との意見交換において、生活リズム推定を活用可能な場面が数多くあることが分かった。
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