研究課題/領域番号 |
20K11319
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
澤田 亨 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00642290)
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研究分担者 |
山本 利春 国際武道大学, 体育学部, 教授 (30182637)
笠原 政志 国際武道大学, 体育学部, 教授 (10535496)
清水 伸子 国際武道大学, 体育学部, 助教 (90808297)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | スポーツ傷害 / 青年アスリート / 整形外科 / メディカルチェック / 追跡調査 / オンライン調査 / コホート研究 / スポーツ医学 / 疫学研究 |
研究開始時の研究の概要 |
毎年、多くの青年アスリートがスポーツ傷害に苦しんでいる。スポーツ傷害を未然に予防するためには、傷害の発生を予測して事前に予防のための対応をすることが重要である。そこで、本研究はさまざまなスポーツ種目を実施している約15,000人の青年アスリートを対象にして実施された30項目の整形外科的メディカルチェックの結果と、整形外科的メディカルチェック実施後のスポーツ傷害発生の関係を疫学的に調査し、整形外科的メディカルチェックのどの項目が、どのようなスポーツ種目の、どのような傷害の発生と関係しているかを明らかにして、青年アスリートのスポーツ傷害を予防するためのエビデンス(科学的根拠)を提供する。
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研究成果の概要 |
整形外科的メディカルチェックの各項目を解析して、青年アスリートのスポーツ傷害を予防するためのエビデンスを提供することを目的に包括的な大規模スポーツ疫学研究を実施した。その結果、1)いくつかの柔軟性項目は体格や身体組成の影響を受けること、2)除脂肪体重と等尺性膝関節伸展力の間に性別や除脂肪体重を調整した後も明らかな正の相関があること、3)関節の弛緩性と柔軟性の関係を評価し、柔軟性は関節弛緩性と強い関連があること、4)一般的に柔軟性が高いと考えられている女性においても柔軟性の評価がコンディショニングチェックの項目として重要であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多くの青年アスリートがスポーツ傷害に苦しんでおり、スポーツ傷害を未然に予防することはスポーツ科学の使命の一つである。スポーツ傷害を予防するための方法の一つとして整形外科的メディカルチェックが実施されているが、青年アスリートのスポーツ傷害予防に貢献するのかについて大規模、かつ、包括的に調査した研究は見当たらない。本研究は、約15,000 人の青年アスリートのビッグデータを使用したコホート研究を行い、整形外科的メディカルチェックのどの項目が、どのようなスポーツ種目の、どのような傷害の発生と関係しているかを明らかにして、青年アスリートのスポーツ傷害を予防するためのエビデンス(科学的根拠)を提供した。
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