研究課題/領域番号 |
20K11364
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
東田 一彦 滋賀県立大学, 人間文化学部, 准教授 (50634466)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 骨格筋 / 鉄 / タンパク質 / マウス / 鉄欠乏 / 筋収縮 / タンパク質合成 / タンパク質代謝 |
研究開始時の研究の概要 |
持久系スポーツ選手に多く見られる鉄欠乏性貧血は、有酸素性運動能力の低下を引き起こすことはよく知られている。一方、近年の疫学研究から、鉄欠乏性貧血はフレイルの危険因子であることが示されている。しかしながら、骨格筋量の調節に鉄がどのように関与しているかは明らかではない。そこで本研究では、筋萎縮や筋肥大に及ぼす鉄欠乏性貧血の影響を検証し、骨格筋のタンパク質代謝における鉄の役割を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、鉄代謝が骨格筋のタンパク質代謝に及ぼす影響を検討した。鉄欠乏培地で培養した骨格筋細胞では、タンパク質合成刺激に対する応答が低下した。また、食餌性の鉄欠乏を引き起こした実験動物においても、筋収縮によるタンパク質合成刺激が減弱した。これらの結果から、鉄栄養状態が骨格筋のタンパク質代謝に影響を及ぼす可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉄欠乏が骨格筋のタンパク質代謝に与える影響を明らかにしたことに学術的な意義がある。また、本研究は、骨格筋機能の維持に、たんぱく質摂取だけでなく、微量栄養素も重要な働きを担っていることを示した点で、社会的な意義があると言える。
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