研究課題/領域番号 |
20K11427
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
村上 貴聡 東京理科大学, 教養教育研究院神楽坂キャンパス教養部, 教授 (30363344)
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研究分担者 |
立谷 泰久 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ医学・研究部, 先任研究員 (10392705)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 審判員 / 心理的スキル / メンタルトレーニング / 心理診断 / フィードバック / ストレス / コーピング / フィードバックシート / 心理診断システム / 審判 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,審判員の心理面強化ならびにストレス対策を図るために,審判員特有の心理診断システムを構築し,その効果を検証する.具体的には,審判員を対象とした心理検査のフィードバック方法を検討し,メンタルヘルスの改善や心理面強化に役立つ教材(ワークシートやテキスト)を開発する.また開発したツールの使用方法をマニュアル化し,トップレフェリーを含む多くの審判員やメンタルトレーニング指導士が使用できる心理診断システムを構築する.さらに,開発したツール使用による心理的スキルおよびストレスの程度を評価させ,その有効性を検討する.
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研究成果の概要 |
本研究では、審判員の心理面の強化を図るために、審判員特有の心理的スキルを診断できるフィードバックシートを開発し、心理的スキルを改善する方略について検討した。まず、フィードバックシートの作成にあたっては、審判員自身で実施可能な実用的なシートを開発した。また、心理的スキルを改善する方略をボトムアップ的に収集し、「セルフトーク」や「成功イメージ」「目標設定」など多様な方略が報告された。さらに、審判経験は自己コントロールや表出力、自信に影響することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
審判員における心理的スキルを診断できる検査は世界的にみてもほとんど見られず、その結果のフィードバックシートを含めた心理診断システムを開発することは学術的意義として高いものである。さらには、本研究から提示された知見・報告は審判員におけるメンタルトレーニング研究を発展させ、ひいては審判育成に貢献できることを考えると、社会的意義も高いと思われる。
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