研究課題/領域番号 |
20K11438
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
長谷川 聖修 筑波大学, 体育系(名誉教授), 名誉教授 (10147126)
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研究分担者 |
堀口 文 筑波大学, 体育系, 特任助教 (30830161)
檜皮 貴子 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (50463948)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 座位姿勢 / 姿勢固定 / PC作業 / 働き方改革 / 動的座位 / 体幹運動 / カーソル操作 |
研究開始時の研究の概要 |
世界各国で「座りすぎ」が健康に悪影響を及ぼしている。そのため、手で操作するマウスを椅子座面の下に置き、腰部の水平動作でマウスを操作する装置を試案した(特許出願中)。そこで、従来のマウス操作と比較して、この装置による作業の効率向上の可能性、心理的・身体的な影響等を多面的な観点から実証的に明らかにすることを目指す。この知見から、PC画面前に固定姿勢で座り続ける現代人に、動き豊かな「学び方・働き方改革」の具体例を提示したい。
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研究成果の概要 |
従来の静的なPC作業は、多くの人々の姿勢を長時間固定化させ、様々な健康問題を引き起こしている。本研究では、PC作業におけるポインターの移動を手先ではなく腰部で行なうとともに、クリックを足で行なうシステム(Body Mouse System:BMS)を考案した。 BMSを用いたPC作業を実施した成人を対象に、ドラッグテストと内省調査を行なった。BMSによるポインターのドラッグ操作能力では高い上達度を示し、「難しいが楽しい」という内省が報告された。 本研究で試作したBMSのように身体を動かすPC作業を普及させることで、現代人のアクティブなライフスタイルを目指す可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
AI時代の到来と共に、高度情報化社会の更なる進展は避けて通れない。その中で、現代人の身体性は、危機的な状況に置かれることが危惧されている。利便性が高まり、省力化された日常生活において、今こそ、身体活動を確保するための具体的な方策が問われている。その中で、本研究で試作されたBody Mouse System(BMS)は、知的作業にのみ優先されてきたPC作業を全身を用いたアクティブな作業へと転換させる可能性を有することが示された。つまり、BMSは、「座りすぎ」問題などの解決へ向けた「働き方改革」の事例のひとつとなろう。
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