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登山者自身の手で安全な登山を実行できるアクティブラーニングシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20K11492
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関鹿屋体育大学

研究代表者

山本 正嘉  鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 教授 (60175669)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード登山 / 安全教育 / アクティブラーニング / 事故防止 / 行動適応 / 事故 / 体力 / 体力評価 / トレーニング
研究開始時の研究の概要

日本において登山は、老若男女を問わず愛好者の多い生涯スポーツの一つである。しかし事故も多く、毎年ワースト記録を更新し、昨年の事故者数は3000人を超えた。その主要因として、体力に不相応なコースに出かけることが指摘されている。本研究では、自身の体力を自分で評価し、それにマッチした登山コースを自らの手で選択できるようなアクティブラーニング型の方法論を開発・提案し、安全登山に寄与しようとするものである。

研究成果の概要

登山は世代を問わず親しまれている生涯スポーツである。しかし事故も多く発生し、社会問題にもなっている。その主要因として、体力に不相応な山に行く人が多いことが指摘されている。本研究では、①計画を立てる段階で登山者の体力レベルと目的とする登山コースの体力度とをマッチングさせる方法、②登山中に体力相応の運動強度で歩くための方策、③普段から登山の特性に合った効果的な体力トレーニングを行う方法の開発、を行った。そしてこれらの知見を登山者自身で活用し、安全な登山を自己実現するための方法論として提案することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

登山事故が起こるたびに「無理をしないようにしよう」「気をつけよう」といった、具体性に乏しい注意喚起にとどまっているのが現状である。本研究で得られた主要な成果は、安全・安心な登山を実現するための具体的な諸指針を示すとともに、各登山者がそれらの知見を自身で活用していけるような方法論を提示したことである。これらの研究成果は学術論文としての公表に加え、国立登山研修所が新たに刊行した指導者用テキストにも掲載され、安全登山の啓発に広く貢献することができた。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて 2023 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (9件) (うちオープンアクセス 5件、 査読あり 3件) 学会発表 (5件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] ウェアラブルデバイスやスマートフォンのアプリケーションから評価される運動負荷データの妥当性と信頼性の検討;軽登山およびランニングを対象として2023

    • 著者名/発表者名
      笹子悠歩,山本正嘉
    • 雑誌名

      スポーツトレーニング科学

      巻: 24 ページ: 19-26

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 若年者による4回の軽登山実施が健脚コースでの登山時の疲労軽減に及ぼす効果;登山中の行動適応および基礎体力の変化に着目して2022

    • 著者名/発表者名
      笹子悠歩,山本正嘉
    • 雑誌名

      登山医学

      巻: 42

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 大規模GPSログデータに基づく一般的な登山道における標準コースタイム計算手法の提案2022

    • 著者名/発表者名
      齋藤大助,松本英高,山本正嘉
    • 雑誌名

      登山医学

      巻: 42

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 日本の一般登山道におけるコースタイム設定の現状と標準化に向けての提案2022

    • 著者名/発表者名
      山本正嘉
    • 雑誌名

      登山研修

      巻: 37 ページ: 12-18

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 週1回の低山登山を励行する中高年者の体力水準の経年的な変化について.2021

    • 著者名/発表者名
      笹子悠歩,山本正嘉
    • 雑誌名

      ウオーキング研究

      巻: 24 ページ: 3-11

    • NAID

      40022470151

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 登山を中断すると身体はどうなるのか? 再開するとどうなるのか?2021

    • 著者名/発表者名
      山本正嘉
    • 雑誌名

      登山研修

      巻: 36 ページ: 66-71

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 週1回の低山登山がもたらす恩恵とその具体的な実施方法について.2021

    • 著者名/発表者名
      笹子悠歩,山本正嘉
    • 雑誌名

      登山研修

      巻: 36 ページ: 16-24

    • NAID

      40022539416

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 登山を想定した体力トレーニングのためのポイント表(試案)の作成.2021

    • 著者名/発表者名
      笹子悠歩,山本正嘉
    • 雑誌名

      スポーツトレーニング科学

      巻: 22 ページ: 33-36

    • NAID

      120007016879

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 運動生理学の視点から見たコースタイムの特性2021

    • 著者名/発表者名
      山本正嘉
    • 雑誌名

      山と渓谷

      巻: 1031 ページ: 131-133

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 高所医学・高所順応トレーニングにおける富士山の活用2021

    • 著者名/発表者名
      井出里香、油井直子、笹子悠歩、森寿仁、安藤真由子、山本正嘉
    • 学会等名
      第41回日本登山医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 登山ガイドブックに記載されているコースタイムの特性2020

    • 著者名/発表者名
      山本正嘉、照内明良、笹子悠歩
    • 学会等名
      第40回日本登山医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 富士山と低酸素室を利用した高所順応のためのアクティブラーニングの試み.2020

    • 著者名/発表者名
      笹子悠歩,照内明良,井出里香,油井直子,安藤真由子,山本正嘉
    • 学会等名
      第40回日本登山医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 一般登山者の登高速度の実態調査2020

    • 著者名/発表者名
      照内明良、山本正嘉
    • 学会等名
      第40回日本登山医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 週1回で4回の軽登山が体力の改善および本格的な登山時の疲労軽減に及ぼす効果2020

    • 著者名/発表者名
      笹子悠歩,山本正嘉
    • 学会等名
      第75回日本体力医学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 新・高みへのステップ(国立登山研修所指導者テキスト) 第4部2023

    • 著者名/発表者名
      国立登山研修所登山指導者用テキスト等編集委員会
    • 総ページ数
      168
    • 出版者
      日本スポーツ振興センター
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [図書] 新・高みへのステップ 第1部2022

    • 著者名/発表者名
      国立登山研修所登山指導者用テキスト等編集委員会
    • 総ページ数
      225
    • 出版者
      日本スポーツ振興センター
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 科学が教える山歩き超入門2021

    • 著者名/発表者名
      能勢博,山本正嘉,猪熊隆之,宮内佐季子
    • 総ページ数
      192
    • 出版者
      エクシア出版
    • ISBN
      4908804788
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] アスリート・コーチ・トレーナーのためのトレーニング科学2021

    • 著者名/発表者名
      山本正嘉
    • 総ページ数
      204
    • 出版者
      市村出版
    • ISBN
      9784902109573
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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