研究課題/領域番号 |
20K11526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
土持 裕胤 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (60379948)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | メタボリックシンドローム / 運動療法 / 食餌療法 / エピゲノム修飾 / 心機能 / 遺伝子発現 / タンパク質発現 / オープンクロマチン領域解析 / 耐糖能異常 / 生活習慣病 / 脂質異常症 / 低出生体重 / メタボリックメモリー / エピゲノム / 運動 |
研究開始時の研究の概要 |
メタボリックシンドローム由来生活習慣病による循環器疾患、特に血管内皮障害や心筋肥大・拡張障害の予防対策は世界的に急務である。本研究は運動習慣や食習慣といった環境要因によるエピゲノム修飾とメタボリックシンドローム発症リスクに焦点を当て、母体内環境(低または過剰栄養)に起因する胎児期・新生児期のエピゲノム修飾がその後の加齢過程におけるメタボリックシンドローム発症リスクに及ぼす影響を、個体レベルの臓器機能、細胞機能、タンパク質発現、エピゲノム修飾、の各レベルに渡って多層的な解明を目指す。さらに、運動や食習慣の改善が生活習慣病発症リスクを下げうるかどうかについても同様な解明を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、運動や食習慣などの環境要因によるエピジェネティックな修飾とメタボリックシンドローム発症リスクに着目し、個体、臓器、細胞、プロテオーム、エピゲノムの各レベルで、胎児期や新生児期のエピジェネティックな修飾と長期的な生活習慣による修飾を検討した。長期の高脂肪負荷マウスでは、個体の表現型、心機能、耐糖能、遺伝子やタンパク質の発現解析、オープンクロマチン領域の解析から、食事と運動の効果は相乗的であり、メタボリックシンドロームや生活習慣病の発症予防や早期治療には、食事や運動習慣の改善単独よりも、両者を組み合わせることのメリットが大きいことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
誰しも食事制限や定期的な運動によるカロリー消費を行うのを好まず、それが生活習慣病の蔓延に繋がっている。生活習慣病において、環境要因に起因する疾患、症状は予防や早期治療が可能であり、これまでも食事療法や運動療法が行われてきた。その効果について、近年では遺伝子・タンパク質発現の網羅的解析やエピゲノム修飾解析が普及し、それぞれの影響を多角的に解析可能となってきた。今回、食餌療法と運動療法、およびその組み合わせの影響を調べたことで、単独よりも組み合わせた方がより大きな効果を得られることが示唆された。今後、遺伝子発現制御機構の要因も加味することで、疾患に合わせて効果的な治療法の提案が可能となる。
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