研究課題/領域番号 |
20K11728
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60040:計算機システム関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
難波 一輝 千葉大学, 大学院工学研究院, 准教授 (60359594)
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研究分担者 |
イン ユウ 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (10520124)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | メモリシステム / 誤差許容計算 / ニューラルネット / 低電力化 / 高信頼化 / 相変化メモリ / 計算機システム |
研究開始時の研究の概要 |
新しいメモリシステムである PCM (相変化メモリとも呼ばれる) について,その平均書き込み時間削減を目的とする.PCM の書き込み時間削減は申請者らが切り開きつつある計算機システムにおける新しい分野の1種であり学術的興味も高い.本申請課題では特に誤差許容計算実行時の書き込み時間削減について考える.誤差許容計算 は人工知能への使用など要求が高まっている技術であり,その工業的産業的重要性は高い.
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研究成果の概要 |
本研究の主目的であった書き込み時間削減については良好な手法を得ることができなかった。しかし,誤差許容計算を用いたシステムにおけるメモリシステムの消費電力削減技術など関連技術について,複数の手法を明らかにしている。 例えば,誤差許容計算を用いたシステムの代表例であるニューラルネットワークシステムにおいては,2種類の電源電圧を使い分ける手法を提案している。重大な認識率の低下無く,消費電力を35%削減することに成功している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては主目的であった書き込み時間削減については結果を出せていない。しかし,副産物と言える消費電力削減手法などはいずれも実用性の高いものであり,本研究成果の工業的産業的重要性は十分に高いものであったと言える。また,目的であったメモリシステム書き込み時間についてもいくつかの知見が得られており,研究当初に考えていた問いにもいくらかは答えられた,学術的にも意義がある研究であったと考えている。
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