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近似計算における設計効率化・低電力化のための回路設計技術

研究課題

研究課題/領域番号 20K11737
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分60040:計算機システム関連
研究機関会津大学

研究代表者

小平 行秀  会津大学, コンピュータ理工学部, 上級准教授 (00549298)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード集積回路設計自動化 / 近似計算 / レイアウト設計 / 論理合成 / 集積回路の設計自動化 / 低消費電力 / 設計効率化 / 低電力化 / 回路設計技術
研究開始時の研究の概要

提案技術は,大きく分けて2つの要素技術から構成される.1つ目は,高位合成ツールにより得られた大規模な論理回路に対して,指定された計算誤差を満たし,かつ,ゲート数や配線数などの回路規模を削減するように論理回路を変更する論理合成に関する研究である.2つ目は,タイミング制約を緩和することで設計時間の短縮を図る集積回路のレイアウト設計に関する研究である.どちらの要素技術とも,単純に回路を設計すると計算誤差や消費電力の増加を招くため,それらを防ぐ最適化手法の検討が必要である.

研究成果の概要

本研究では,近似計算を利用することを前提に,論理合成やレイアウト設計に焦点を当て,回路性能の改善や設計時間の短縮のために,論理回路に対して,2 つのネット(ネット対)の併合を適用する集積回路の設計支援システムの開発を行った.開発した手法では,ネット対を併合することで,複数のゲートと複数のネットが削除されることになり,回路規模を削減することができる.開発した手法は,一般的な設計手法と比べて,セル数,チップ面積,消費電力,動作速度などの回路性能が改善した.

研究成果の学術的意義や社会的意義

開発した手法により,回路性能の改善や設計時間の短縮を実現する集積回路の自動設計技術の向上に貢献した.なお,開発した設計支援システムは,アプリケーションを限定していないため,必ずしも高信頼・高精度での計算が要求されるわけではなく,誤差が含まれることを許容する画像処理や機械学習などのアプリケーションに対して,回路性能の改善や設計時間の短縮を実現できることが期待される.

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Approximate Computingにおける回路の高速化のためのネット対のマージ手法2023

    • 著者名/発表者名
      矢野悠生,野崎慎二,相澤朋英,小平行秀
    • 学会等名
      電子情報通信学会 VLD研究会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 近似計算におけるネット対のマージによる回路とレイアウトの設計手法2020

    • 著者名/発表者名
      羽田喜光,小平行秀
    • 学会等名
      第33回 回路とシステムワークショップ論文集
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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