研究課題/領域番号 |
20K11889
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
島本 隆 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (20170962)
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研究分担者 |
宋 天 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 准教授 (10380130)
片山 貴文 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 助教 (70848522)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 水中ドローン / 動画像符号化 / オブジェクト認識 / 低消費電力 / 次世代知能水産管理システム / 水中知能ロボット / 人工知能 / 画像認識 / 水産養殖支援 / 水中ロボット |
研究開始時の研究の概要 |
健康志向の高まり等により、世界の水産物の総需要量が急増している。しかし、現状の水産技術の発展はこの需要に追いつかず、未だに原始的な生産管理方法が多く使用されている。 本研究は、近海海産物の生産管理に最先端のIT技術を駆使し、海産物の成長データの収集から、日常の生産管理、収穫補助までの一連の生産管理を知能化・自動化するシステムの構築を目標にする。具体的には、自動巡航と高精度識別機能を有する水中知能ロボットによるデータ収集システム、データ分析システム、及び捕獲補助システムから構成される次世代水産管理システムの基盤を構築する。
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研究成果の概要 |
本研究は、近海海産物の生産管理に最先端のIT技術を駆使し、海産物の成長データの収集から、日常の生産管理、収穫補助までの一連の生産管理を知能化・自動化するシステムの構築を目標に、現状の生産管理システムにおいて解決されてない核心の技術問題を抽出し、その問題を解決することにより次世代の水産管理システムの基盤を構築した。このシステムを実現するために、水中知能ロボットの開発が主となり、水中で自動巡航でき、特定の海産生物を認識し、追跡しながら捕獲まで実現するロボットにおける幾つの重要な技術を開発した。試作機の実装を後継プロジェクトにおいて、洋上風力発電に使用することを目標に完成させる予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は海産資源を効率的に発掘するための重要な試みであり、最先端の人工知能技術、知能ロボット技術、水中無線通信技術、ネットワーク技術を駆使し、知能水産管理システムを開発した。 この技術基盤を確立することにより、まず地域の漁業生産の効率化に貢献できる。現在、徳島県のワカメ養殖において、本研究で開発した水中ロボットを用いて害魚の駆除に関する研究を検討している。水中のデータの集計と分析により、様々な方面から漁業を支えることが可能となる。また、将来このシステムを完成した場合、海水養殖の高度な自動化を実現し、次世代の大きな産業に先手を打つことになる。
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