研究課題/領域番号 |
20K12078
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
高橋 健一 鳥取大学, 工学研究科, 准教授 (30399670)
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研究分担者 |
川村 尚生 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (10263485)
菅原 一孔 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (90149948)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 福祉支援施設 / 問題行動 / 行動記録 / 障碍者支援 / 人物同定 / 行動分析 / BLEビーコン / 人体の影響軽減 |
研究開始時の研究の概要 |
(概要) 自閉症や知的障害のある人に対して日常生活や社会生活の支援を行う障害者福祉支援施設 (以降、福祉施設と呼ぶ。)では、職員間で施設利用者の問題行動を共有し、職員が同じ支 援手順で利用者に関わることが重要とされている。そこで、ビーコンセンサを用いた施設利用者の問題行動把握、および、記録をサポートするシステムを研究開発すると共に、その実用化を目指す。
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研究成果の概要 |
自閉症や知的障害の支援を行う障害者福祉支援施設では、施設利用者によって引き起こされる種々の問題行動を把握すると共に定量化して記録する必要がある。そこで、施設内で施設利用者の移動経路を推測するアルゴリズムを提案すると共に、起床・就寝時間、トイレの利用回数や時間の傾向、外出傾向などを記録するシステムを開発し、施設職員に対し、施設利用者の行動傾向を提示した。結果、無断外出やトイレでの問題が多いことが聞き取れた。このため、トイレットペーパーの巻き取りに着目し、トイレットペーパーの巻き取りから問題行動を把握すると共に、トイレットペーパーの巻き取り動作から個人を特定することを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉症や知的障害の支援を行う障害者福祉支援施設では施設利用者によって引き起こされる種々の問題行動を把握すると共に定量化して記録する必要がある。そこで、施設内で施設利用者の移動経路を推測するアルゴリズムを提案し、施設利用者の行動傾向を記録するシステムを開発した。また、トイレットペーパーの巻き取り動作から問題行動を把握すると共に、個人を特定することを試みた。福祉施設の現場において職員の数は必ずしも十分といえず、施設利用者の行動を客観的に記録できることは、職員の負担を軽減すると共に施設利用者の行動改善に繋がるものと期待される。
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