研究課題/領域番号 |
20K12082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木見田 康治 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任講師 (60632495)
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研究分担者 |
廣瀬 雄大 東京都立産業技術大学院大学, 産業技術研究科, 准教授 (30845516)
日高 一義 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (50565736)
天沢 逸里 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (80804989)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 製造業のサービス化 / Product-Service Systems / Maturity Model / Capability / Servitization / 成熟度モデル / ケイパビリティ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、製造業に対して、サービス化による環境的・経済的な効果を高めるために必要なケイパビリティの向上を支援することを目的として、以下の目標を達成する。 目標1:サービス化に必要なケイパビリティの解明と体系化 目標2:サービス化に必要なケイパビリティの向上を支援する手法の開発 目標3:開発手法のサービス化事例への適用を通じた有効性の検証
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研究成果の概要 |
本研究では、製造業に対してサービス化による環境的・経済的な効果を高めるために必要なケイパビリティの向上を支援するサービス化成熟度モデルを開発した。本研究ではまず、計120本の文献にもとづき46種のケイパビリティを特定した。さらに、文献と既存手法にもとづきこれらのケイパビリティを評価する指標を仮説的に決定し、実務家へのインタビューにより改善を行った。最後に、実際の事例に適用し提案手法の検証を行った。本モデルの新規性は、1) PSSに必要なケイパビリティを体系化したこと、2)能力レベルと成熟度レベルの2つの指標を用いてケイパビリティを高める具体的な段階を示したことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の実務的な有用性としては主に2つ挙げられる。1つ目は、企業は自社に必要なケイパビリティを見落としなく把握し、不足しているプロセスを具体化できることである。2つ目は、多くのケイパビリティが不足している場合においても、能力レベルと成熟度レベルを用いて優先的に改善すべきプロセスを決定し、その改善案を検討できることである。多くのケイパビリティの改善を要するサービス化を目指すことは結果として期待した効果が得られない場合が多いことから、この優先的に改善すべきプロセスの決定を支援することはサービス化の実現可能性を高める上で極めて重要である。
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