研究課題/領域番号 |
20K12347
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
青 正澄 横浜市立大学, 国際教養学部(都市学系), 教授 (00464157)
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研究分担者 |
山下 研 一般財団法人日本環境衛生センターアジア大気汚染研究センター, 企画研修部, 部長 (80470152)
朱 美華 一般財団法人日本環境衛生センターアジア大気汚染研究センター, 大気圏研究部, 上席研究員 (00770322)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 東アジア酸性雨モニタリングネットワーク / 包括的越境大気汚染防止行動計画 / 国際協力政策 / COVID-19感染拡大影響 / コベネフィットアプローチ / 越境大気汚染 / SDGs / 汚染物質削減効果分析 / カーボンニュートラル / PM2.5 / EANET |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、EANETの科学諮問委員会が長年モニタリングをしている酸性雨やPM2.5等の大気汚染公開データを用いて、東アジア主要都市の大気汚染データから現状と将来予測について健康影響評価を考慮したトレンド分析を行う。上記の分析結果に基づき、SDGs達成に向けた「包括的越境大気汚染防止行動計画」策定と汚染物質の削減効果の定量的分析と評価を行い、欧州事例(CLRTAP)との比較研究とともに、東アジアの汚染源の特定、削減すべき汚濁負荷量を決定し、環境改善計画策定等に資する提言書を作成するための明確な分析成果を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は、EANETの科学諮問委員会が長年モニタリングをしている酸性雨やPM2.5等の大気汚染公開データを用いて、東アジア主要都市の大気汚染データから現状と将来予測について健康影響評価を考慮したトレンド分析を行う。上記の分析結果に基づき、SDGs達成に向けた「包括的越境大気汚染防止行動計画」策定と汚染物質の削減効果の定量的分析と評価を行い、欧州事例(CLRTAP)との比較研究とともに、東アジアの汚染源の特定、削減すべき汚濁負荷量を決定し、環境改善計画策定等に資する提言書を作成するための明確な分析成果を明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東アジア主要都市の大気汚染データから 将来予測に基づく健康影響を考慮した分析を行った。しかし2020年以降はCOVID-19による影響で分析方法の見直しが必要となった。COVID-19による感染による重症化とPM2.5の関係性は、大気汚染に起因する複合的な汚染問題を分析する上で知見を得ることができた。このことは本研究を進めていく上で重要な点となったことは副次的な成果であった。東アジアで、気候変動と大気汚染削減に向けた政策・施策を同時に実施する「コベネフィットアプローチ」による削減の実施とその効果は高いと予想され、健康被害や生態系の被害を抑制できることが研究で明らかになった。
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