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木材内部の染色に関する「吸引染色法」の確立

研究課題

研究課題/領域番号 20K12521
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90010:デザイン学関連
研究機関神戸芸術工科大学

研究代表者

安森 弘昌  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 准教授 (20341018)

研究分担者 ばんば まさえ  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 研究員 (00249202)
野口 僚  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 助手 (40829793)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード木材内部の染色 / 吸引染色法 / 減圧加圧注入法
研究開始時の研究の概要

木材の染色において、表面部分のみの着色に比べ、内部まで染色した材は、木が持つ本来の質感を失わず、品があり、色合いの美しい希少木材と同等の価値があると考える。本研究の目的は、木材内部の染色に関する「吸引染色法」の確立である。「吸引染色法」とは、減圧負荷によって木材内部に染料を吸引し、着色を施す独自の染色法である。本研究は、木材内部の染色法に新たな展開を加え、染色時間の短縮と設備の簡易化を可能にし、幅広い木材利用促進に繋がる研究として位置づけられる。

研究成果の概要

本研究の目的は、木材内部の染色法の確立である。研究を通じて明らかになったことは、木材は細胞の配列など組織の構造の違い、また同じ樹種であっても乾燥方法の違いなどにより、染色の可否や程度が異なるということである。全ての樹種や部位に対応できる染色方法を見出すことはできなかった。ただ、樹種や木質を見極め、染色に適した条件の材を選択することで従来の染色法でも実用化に繋がる染色が可能であるということは判明した。その染色に適した条件の一部を実験結果で提示できたことが本研究の成果である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、木材内部の染色が広範囲な実用化に至っていない理由は、全ての樹種や部位に対応できる染色方法が確立されていないからである。ただ、樹種や木質を見極めて染色に適した材を選択することで、従来の方法でも実用化に繋がる染色が可能であることが、本研究により判明した。その染色に適する材の特徴について、一部ではあるが明らかにした点に研究の意義があると考える。適切に木材を選択することで、木材内部の染色とそれに関する設備の簡易化が可能になり、限りある天然素材である木材の有効かつ幅広い利用を促進する研究として位置づけられる。

報告書

(2件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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