研究課題/領域番号 |
20K12526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
植田 憲 千葉大学, デザイン・リサーチ・インスティテュート, 教授 (40344965)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | デザイン / 地域資源 / 地域振興 / 地方創生 / 文化財 / デジタル造形技術 / 歴史的造形資源 / 3D / 地域活性化 |
研究開始時の研究の概要 |
「地方創生」が叫ばれる今日、地域社会がいかに持続していくか、その方法論の導出が求められている。そのためには、地域毎に構築されてきた生活文化を、当該地域の生活者らが自ら再認識しその利活用を図っていくことのできる体制づくりが急務である。本研究は、デジタル造形技術を駆使して、歴史的造形資源の形状を取得するとともに、それらのアーカイブに基づき、地域社会の生活者らが、当該地域が有する造形資源を地域活性に資する材として認識・活用することで持続可能な活性化を図ることを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は、地域社会が有する歴史的造形資源の造形データとその情報を取得・保存するとともに積極的に活用することにより、持続可能な地域活性化を図るデザイン手法を導出することを目的としたものである。聞き取り調査・文献調査を踏まえ、歴史的造形資源の造形を2D/3Dデジタル造形技術を駆使してデジタル化するとともに保存した上で、地域の生活者とともにそれらを活用する実践を多様に行った。総じて、今日にあって潜在する傾向にあり、消失が危惧される地域資源に関する情報の持続的な活性化に当たっては、そのデジタルデータの取得・保存・活用の一連の取り組みが極めて有効な手段の一つとなり得ることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デザインとは人びとの暮らしをより豊かにするための実践の学である。その意味においては、資源の見直しと実生活における活用シミュレーションが不可欠である。本研究においては、潜在しつつある地域社会のさまざまな造形資源の造形のデジタルデータを、最新のデジタル造形技術を適用しつつ取得・保存するとともに、さまざまな活用方策を検討し、かつ、それらを実践を通して可能性を明確化したものである。実践・考察の結果、総じて、今日にあって潜在する傾向にあり、消失が危惧される地域資源に関する情報を持続的に活性化するためには、デジタルデータの取得・保存・活用の一連の取り組みが有効な手段となり得ることが明らかになった。
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