研究課題/領域番号 |
20K12543
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
高久 雅生 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (00399271)
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研究分担者 |
江草 由佳 国立教育政策研究所, 研究企画開発部教育研究情報推進室, 総括研究官 (60413902)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 情報組織化 / メタデータ / アプリケーションプロファイル / Linked Data / Linked Open Data / デジタルアーカイブ / デジタルアーカイブズ / スキーマ / データモデル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はデジタルアーカイブに代表される中小規模のデジタルコレクションにおけるメタデータの相互運用性を高めるため、その記述項目の検証や文書化に用いられるアプリケーションプロファイル(Application Profile)を簡易に記述でき、共有し、再利用可能とする新たな手法とその提案手法に基づくプラットフォームの構築を行う。提案手法は、一定の検証可能なスキーマ記述としてLinked Data のグラフ表現を直接検証可能なメタデータ語彙の構造記述を形式的に行えるようにしたうえで、これに容易に文書化したり、メタデータ項目を追記変更したりしやすい工夫を加える。
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研究成果の概要 |
本研究は、メタデータの相互運用性を高めるため、その記述項目の検証や文書化に用いられるアプリケーションプロファイル(Application Profile)を簡易に記述でき、共有し、再利用可能とする新たな手法を提案するとともに、その提案手法に基づくプラットフォーム構築のためのツール群を開発し、公開した。具体的な手法としては、RDFシェイプ表現に基づいてLinked Dataのグラフ表現を直接検証可能なメタデータ語彙を構造記述し、容易に文書化し、メタデータ項目を追記変更しやすい工夫を加えた方法を提案し、複数の実用的なLinked Dataデータセット構築において実現可能であることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、デジタルコレクション群の整理・組織化と提供に用いるメタデータ語彙利用の枠組みは、理論的な面からも実践的な面にも、簡便に実践可能で効果的な方法論はほとんど示されてこなかったのに対し、本研究での提案手法は、アプリケーションプロファイルの記述法の効果的な標準化と簡易化を実現することにより、より実践的なアプリケーションプロファイルの構築と提供ができるようになった。特に本研究の成果により、アプリケーションプロファイルの記述法と提供方法を同時に実現するやり方とツールを提供することにより、これまでよりも簡易に実践可能な方法を示した。
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