研究課題/領域番号 |
20K12558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
國本 千裕 千葉大学, アカデミック・リンク・センター, 准教授 (10599129)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 研究データ管理 / リサーチデータサービス / 支援人材 / 専門職 / 実践知 / 知識活用 / データマネジメント / 研究支援 / 研究データサービス / オープンサイエンス / RDM / オープンデータ / 支援者 |
研究開始時の研究の概要 |
研究の根拠となるデータを組織的に整備・管理・保管する「研究データ・マネジメント」において、それを支援する人材やチームには、データの取り扱いのみならず、研究行為全般への理解等様々な知識が求められる。本研究では、アジア・オセアニアの研究先進大学における支援業務の実際と、支援人材の知識活用を明らかにする。とりわけ専門家(研究者)との協働を成立させている、支援人材の「専門職としての知識」に焦点をあてる。
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研究成果の概要 |
本研究では、研究データの管理・公開支援を担う支援人材が、その「専門職としての知識」をどのように活用し、担当業務を遂行・達成しているかを、米国の先進的な研究大学2校の事例を元に明らかにした。 業務観察および支援人材への個人インタビューの結果にもとづき、1)支援体制と人材の概要、2)専門人材が担う支援の内容と詳細、3)専門人材同士の学内外における連携、4)業務遂行時に支援人材が用いる知識の概要といった4項目が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は実際の業務実践(実例)にもとづき、その「実践」を成り立たせる人材の知識を明らかにした点、および、支援人材が必要とする知識・スキルの用い方(知識活用)を明らかにしている点で学術的な意義がある。研究データ管理・公開の支援業務で用いられる「実践知」を明確化したことにより、今後、国内の研究機関において整備が急務となる「研究データ管理・公開支援」において、支援人材が直面する課題の解決や人材育成プログラムの開発等に、創造的な寄与・貢献が可能となる点で社会的意義がある。
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