研究課題/領域番号 |
20K12631
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
山本 隆彦 東京理科大学, 理工学部電気電子情報工学科, 准教授 (50579761)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 人工心臓 / 経皮エネルギー伝送 / 経皮情報伝送 / ファントム / アンテナ / 経皮電力伝送 / 一体型トランスフォーマ / 電磁両立性 / 模擬生体 / 経皮エネルギー伝送システム / 健康長寿社会 |
研究開始時の研究の概要 |
末期的不可逆性心疾患患者の治療手段の一つとして体内埋込型人工心臓システムの実用化が期待されている。現在のところ埋込型人工心臓への駆動用電力の供給やデバイス制御は皮膚貫通部を設けケーブルを介して直接伝送している。患者は感染症による死のリスクに常に曝されており、科学技術基本計画において掲げられている健康長寿社会実現にむけた大きな障壁となっている。QOLの向上を目指した埋込型人工心臓を支える経皮電力情報伝送システムの研究開発を行う。
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研究成果の概要 |
重症心不全患者への長期治療手段として、あるいは、短期間の心機能の代替など、人工心臓は過去数年間で飛躍的に進化し、薬事承認を受けたデバイスも増えた。しかしながら、デバイスの改良が進む昨今、未だに駆動用電力の供給やデバイス制御は皮膚貫通部を設けケーブルを介して直接伝送している。本研究では、健康長寿社会実現に向けた体内埋込み型人工心臓システムのための経皮エネルギー・情報伝送システムと同システムの円滑な動作を支えるための周辺技術として高性能模擬生体の開発について研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、健康長寿社会を見据えた次世代埋込型人工心臓のキーテクノロジーである革新的な経皮電力情報伝送システムに関する総合的な研究であったが、個別の研究課題は、高効率な非接触電力伝送、一体型情報伝送装置、高性能な広帯域模擬生体の開発など、新しい学問領域の創成という観点でも貴重な知見を世界に発信するものである。特に、模擬生体の研究開発は、体内埋込み型機器の生体の存在を考慮した各種特性評価が可能になるなど、個別のキーテクノロジーもも各方面への応用が期待できる重要な知見を知見を提供するものであるといえる。
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