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ヒト小腸粘膜下組織の解析と脱細胞化による移植片の作製

研究課題

研究課題/領域番号 20K12659
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90120:生体材料学関連
研究機関川崎医科大学

研究代表者

上野 富雄  川崎医科大学, 医学部, 教授 (70284255)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード再生医療 / ヒト小腸粘膜下組織 / 脱細胞化 / 成長因子 / 脱細胞化組織 / 移植片 / 小腸粘膜下組織
研究開始時の研究の概要

本研究はヒトの組織を対象とするため、令和2年4月から、半年をめどにIRBに研究計画を提出し、承認を得る。承認を得たのち、手術で得られたヒト小腸から小腸粘膜下組織を取り出し、解析とともに、至適な脱細胞化を検討する。

研究成果の概要

ブタの小腸を脱細胞化した小腸粘膜下組織(small intestinal submucosa: SIS)は、再生医療における足場素材であるが、異種であることに起因する副作用がある。ブタSISの脱細胞化には、Badylakの方法、Abrahamの方法、Luoの方法があるが、我々は最良とされるLuoの方法によりヒト小腸の脱細胞化を行った。本研究はヒトの小腸からSISの脱細胞化の方法を検討した世界初の報告であるが、残念ながら、ブタSISの脱細胞化でのLuoの方法は、ヒトSISの脱細胞化には応用できないことが判った。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究はヒトの小腸から採取したSISの脱細胞化を検討した世界初の報告である。今回はブタSISの脱細胞化において最もよいとされるLuoの方法で行ったが、ヒトSISの脱細胞化には適用できないことが判明した。異種の組織や材料を再生医療の治療や足場素材として使用する場合、副作用や免疫応答が懸念され、ヒト由来の組織を用いることが望ましい。今回の結果は、ブタSISといった異種を対象とした強力な脱細胞化は、ヒト組織には不要であるとも考えられ、今後の研究では、Badylakの方法、Abrahamの方法を視野に入れ、ヒトのSISの脱細胞化方法を改良するためにさまざまなアプローチを検討する必要があると考えている。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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