研究課題/領域番号 |
20K12678
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
新藤 康弘 東洋大学, 理工学部, 准教授 (00553017)
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研究分担者 |
加藤 和夫 明治大学, 理工学部, 専任教授 (80115104)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 温熱リハビリテーション / ロコモ / 局所加温 / 空胴共振器 / 非侵襲 / 電磁波加温 / 生体内温度分布計算 / 深部集中加温 / ハイパーサーミア / 温熱治療 / 深部加温 / リハビリテーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、高齢化社会で問題となっている、加齢による筋力低下を伴う運動器症候群(ロコモ)の予防を目的として下肢骨格筋を非侵襲的に深部局所加温可能なシステムの開発を行う。 超高齢化社会を迎えた日本では運動器疾患が50歳以降急増しており、予備軍を含めて4700万人いるとされている。 さらに世界的に長寿命化していることから、高齢者の豊かな社会活動を支えるためにも、早期に効果的な予防策を開発する必要があるといえる。 本研究で開発する深部加温システムを用いることで、筋組織の修復機能を向上させ、これまでと比べてより効果的に運動器症候群の予防ができ、中高齢者の生活の質向上に大きく貢献できると考えている。
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研究成果の概要 |
本研究では、高齢化社会で問題となっている、運動器症候群(ロコモ)の予防を目的として下肢骨格筋を非侵襲的に深部局所加温可能なシステムの開発を行った。具体的には、これまでの先行研究で培った、空胴共振器を用いた深部加温技術を応用した、全く新しい下肢骨格筋および膝関節腔内を効果的に深部加温することができる加温装置を設計した。本アプリケータの有用性について、コンピュータシミュレーションと加温実験の両面から検討を行った。 解析結果および実験結果より、本研究で提案するアプリケータを用いることで脚の深部を集中的に加温できることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢化社会を迎えた日本では運動器疾患が50歳以降急増しており、予備軍を含めて4700万人いるとされている。さらに世界的に長寿命化していることから、高齢者の社会活動を支えるためにも、早期に効果的な予防策を開発する必要があるといえる。高齢化社会で今後さらに問題となる中高齢者のロコモを予防可能な加温システムの開発を実現したことで、筋組織の修復機能を賦活化させ、これまでと比べてより効果的に運動器症候群の予防ができ、中高齢者の生活の質向上、社会活動長期化に大きく貢献できたと考えている。
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