研究課題/領域番号 |
20K13101
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
|
研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
横内 裕一郎 弘前大学, 教育推進機構, 助教 (40782800)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | PDT / 妥当性 / 信頼性 / 実用性 / 波及効果 / ルーブリック評価 / パフォーマンス評価 / スピーキング評価 / 言語テスティング / ルーブリック / 要約 / 発話内容 / 評価 / 発話分析 / スピーキング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究で扱う口頭要約課題は、文章を読んだり話を聞いたりした内容を解釈し、自身の表現を用いて話す活動である。この課題は高等教育における学習・研究活動において重要な能力、具体的には、文章を読んだり聞いたりした上で、その内容をまとめて話す能力を養成することが可能なタスクである。しかし、読んだり聞いたりする文章の内容によって評価基準が有効に機能しないことも想定される。どのような文章を読んだり聞いたりした場合でも同様に発話内容を評価できるような評価基準を構築する必要がある。そこで、一般化可能な評価基準を作成することを目的として研究を遂行する。
|
研究成果の概要 |
本研究では,口頭要約課題のパフォーマンス評価を行う際により効果的なルーブリックの開発を目標としていくつかのルーブリックが作成された。その中で,Performance Decision Tree (PDT; Fulcher, et al., 2011)と呼ばれるルーブリックの形式は作成に手間がかかる一方で,極めて多様なフィードバックを学習者に返すことができるため,有効であると判断した。PDTは項目数(記述子)の数をnとすると2のn乗までフィードバックの種類を増やすことができるため,指導上有意義であると判断した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の背景として,現在外国語教育のみならず,他の教科教育,人事評価,医療現場における診断など,様々な領域において評価が行われている現状においてより効果的である可能性の高いルーブリックの形式(PDT)を示すことができたことに学術的・社会的意義があるといえるだろう。 現状,公開済みの研究成果,及び現在査読中の論文では部分的なものであはあるが,PDTの有用性を示すことができた。この形式のルーブリックの有用性をさらなる研究を通じ示すと同時に,今後この形式のルーブリックを応用した教材・教科書を刊行し,学習者・指導者に使用してもらえるように努めたい。
|