研究課題/領域番号 |
20K13408
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
|
研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
久保 浩樹 明治学院大学, 法学部, 准教授 (40789559)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 分極化 / イデオロギー / 政党 / 比較政治 / アメリカ政治 / 計量分析 / 議会研究 / 選挙研究 |
研究開始時の研究の概要 |
政党システムのイデオロギー的分極化は、世界でどのように、なぜ異なっているのだろうか?アメリカの民主・共和の二大政党間のイデオロギー的分極化が深刻化し、政治に停滞をもたらしていることは広く知られている。しかし、比較の視野からアメリカの分極化を他国の分極化と国際比較する研究は皆無に等しかった。応募者はサーベイデータの計量分析の方法論的研究から左右のイデオロギー対立を国際比較可能な尺度で測定することにすでに成功した。この方法とデータを用いて、世界各国の分極化がどの程度異なり、アメリカの政党の分極化を世界の比較の中に位置付け、さらに分極化の程度の違いをもたらす要因も比較論的に明らかにする。
|
研究成果の概要 |
政党システムのイデオロギー的分極化は、世界でどのように、なぜ異なっているのだろうか?アメリカのイデオロギー的分極化が深刻化し、政治に停滞をもたらしていることは広く知られている。しかし、、分析対象をアメリカ一国に集中する一方で、比較の視野からアメリカの分極化を他国の分極化と国際比較する研究は皆無に等しかった。サーベイデータの計量分析の方法論的研究から左右のイデオロギー対立を国際比較可能な尺度で測定することにすでに成功した。この方法とデータを用いて、世界各国の分極化がどの程度異なり、アメリカの政党の分極化を世界の比較の中に位置付け、さらに分極化の程度の違いをもたらす要因も比較論的に明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
政党システムのイデオロギー的分極化は、世界各国で、どのように、なぜ、異なっているのだろうか?分極化とは、現代アメリカ政治において、民主党がリベラル化し、共和党が保守化することで、二大政党のイデオロギー的距離が拡大していく現象を表す言葉である。民主党と共和党のイデオロギー的対立の激化は、政治的妥協を困難にさせ、政策過程の停滞や政治不信の増大にもつながるとされている。アメリカの国内における政治対立の激化や政策の停滞は、日本を含む世界全体の国際政治に大きな影響を与える。それゆえに、アメリカの分極化の原因を解明することはアメリカの理解にも世界政治や日米関係の理解にも必要不可欠であると考えられる。
|