研究課題/領域番号 |
20K13592
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 流通経済大学 |
研究代表者 |
難波 和秀 流通経済大学, 経済学部, 准教授 (60835627)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | アントレプレナーシップ / 事業承継 / 第三者承継 / 後継経営者 / イノベーション / 第三者後継経営者 / 資源 / 中小企業 / ファミリービジネス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は事業承継の後継者となった社外の第三者を対象として、事業承継後のアントレプレナーシップ(企業家活動)のプロセスにおいて、企業の成長のために、新たに持ち込まれる第三者に依存したどのような資源がどのように作用するかを明らかにする。本研究によって、社外の第三者への事業承継を成功させるための知識を提供することができ、多様な事業承継の推進に貢献することができる。
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研究成果の概要 |
リサーチクエスチョンの「事業承継後のアントレプレナーシップのプロセスにおいて,第二創業や事業承継後の成長のために,後継者となった社外の第三者が新たに持ち込むどのような資源がどのように作用するのか?」に対して,インタビュー調査などの事例研究の結果、「社外の第三者の多様な実務経験を背景に相互主観(共感)が育まれ,育まれた相互主観(共感)から経営哲学,理念が創出され,創出された非財務経営資源である経営哲学,理念が,先代の経営哲学,理念と融合,バランスをとりながら,経営資源に対しての制御情報として作用する」ということが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中小企業、同族企業、小規模零細企業などの経営者の高齢化により、事業承継が社会課題となっている。このような社会課題を解決することは、社会的価値の維持・承継、地域雇用の維持などにつながり、社会的意義は大きい。事業承継は伝統を承継するだけでなく、アントレプレナーシップを発揮することで、第二創業、事業承継後の成長、イノベーションを実現する機会となる。本研究は、事業承継後の後継経営者として、近年、増加している社外の第三者を対象とする。本研究によって、社外の第三者への事業承継を成功させるための知識を提供することで、多様な事業承継を促進し、サステナブル社会の実現へ貢献することができる。
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