研究課題/領域番号 |
20K13970
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
佐々木 智謙 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (10781122)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 循環系 / 科学的認識 / 教師教育 / 小学校理科 / 中学校理科 / 教員志望学生 / 子ども / 自然認識 / 理科教育 / 教科横断 / 科学教育 / 教科横断的 |
研究開始時の研究の概要 |
1.国内外のヒトの循環系に関する認識調査研究,授業実践研究,及び教材教具等(学校理科・体育・保健体育等の教科書,及びヒトの循環系を模した教具等)を精査し,分析する。 2.上記1.で得られた知見に基づき,我が国の子どもと教師を対象にして,ヒトの循環系に関する認識状態等を調査し,分析を加える。 3.上記1.2.の分析結果を踏まえ,科学的認識の更なる向上を支援する子どもと教師のための「ヒトの循環系概念習得プログラム」を開発・試行して,その教育効果等を評価する。
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研究成果の概要 |
我が国の子ども(児童・生徒)と教師(主に教員志望学生)を対象にして,ヒトの循環系に関する非科学的な認識を明らかにして,分析を加えた。さらに,その分析結果を踏まえ,科学的認識の更なる向上を支援する子どもと教師とのそれぞれの実態に適合した「ヒトの循環系概念習得プログラム」を開発した。さらに,開発した各プログラムを,子どもと教師との双方に対して試行したところ,ヒトの循環系に関する科学的認識の向上を図ることができ,全てのプログラムの教育効果等が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに,ヒトの循環系に関する子ども(児童・生徒)と教師(主に教員志望学生)の非科学的な認識が多数報告されてきた。その一因は学校理科等にあり,その理科授業等を受けた子どもが,今度は教職に就き指導者として自らの既習経験と同様の理科授業等を行うことが繰り返されるという負のスパイラルに陥っていること等が推察される。そこで,本研究では,子どもと教師とのそれぞれの実態に適合した新たなる「ヒトの循環系概念習得プログラム」を開発した。得られた知見は,ヒトの循環系に関する子どもと教師の科学的認識の向上を促すとともに,今後の効果的な理科指導を志向する上でも,不可欠な教育的示唆を与えるものである。
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