研究課題/領域番号 |
20K14031
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
山咲 博昭 広島市立大学, 教育基盤センター, 講師 (20843361)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 内部質保証 / 教学マネジメント / 認証評価 / 高等教育経営 / 教学経営 / 教学経営推進人材 / 大学経営人材 / 大学経営推進人材 |
研究開始時の研究の概要 |
第3期機関別認証評価では、いかに内部質保証システムを実質的に機能させるかが課題となっている。しかし、これまでも内部質保証を推進する組織の在り方等に着目した調査研究は行われているものの、どのような能力を有する人材が内部質保証を推進するかまでは明らかにされていない。 本研究では、第3期機関別認証評価受審大学に対する訪問調査を実施し、①内部質保証を推進する組織に携わる者が推進に必要な能力をどのようにして身につけたのか、②内部質保証を推進する組織に携わる者が当該組織においてどのような役割を果たしているのかを解明することを研究の目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では、大学の質保証を支える内部質保証システムを推進する人材がどのような役割を果たしているのかを明らかにすることを目的とするため、①推進する人材の実態把握、②推進する人材の役割や必要な能力を検討しようと試みた。コロナ禍において、フィールドとする大学における本研究の計画の進行に実行可能性の観点から困難が生じた。そこで、本研究では、文献調査による内部質保証の定義を多面的に検討を行った。また、インターネット調査を通じて、教育の質保証の推進で肝要となる「学修者志向」の尺度を開発した。加えて、実施可能な範囲でヒアリング調査を実施し、内部質保証を推進する人材の役割や必要な能力の検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学の質保証を支える内部質保証システムを構成員である個人が実質的に機能させるために、どのような実務経験や研修等が人材育成に有効であるかを明らかにすることは重要な課題となっている。そのためには、まずは内部質保証を推進する人材がどのような役割を果たしているかなど、内部質保証を推進するうえで求められる役割を含めた実態を明らかにする必要がある。そこで、本研究では、教育の質保証の推進で肝要となる「学修者志向」の尺度を開発し、構成員個人の志向性を評価する項目を作成したこと、内部質保証を推進する人材の役割や必要な能力の検討を行ったことに意義がある。
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