研究課題/領域番号 |
20K14084
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
米谷 雄介 香川大学, 情報化推進統合拠点, 准教授 (00735144)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 仮想学習環境 / 協働活動 / 協働学習 / ゼミ活動 / 学習分析 / 学習評価 / XR / 共創活動 / ゼミ / デジタルツイン / 振り返り / 観点の共有と可視化 / 公共空間デザイン / データ連携基盤 / VR / MR / デジタルトランスフォーメーション / データマネジメントプラットフォーム |
研究開始時の研究の概要 |
情報技術の浸透が人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるデジタルトランスフォーメーション(DX)が注目されている。本研究では教育におけるDXを推進するため、対面授業では得られない学習者体験を生み出す新たな仮想学習環境を構築する。大学内/外の多様なステークホルダーが協働しながら学び合える仮想コワーキングスペースをVR等のデジタル技術を用いて開発する。仮想コワーキングスペースでの学習者の行動から現実における課題達成パフォーマンスを予測する手法をAI等の技術により実現し、より価値の高い仮想学習環境を各大学が実現するための基盤的な知見を提供する。
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研究成果の概要 |
本研究では、協働活動における時間的空間的制約を緩和し、相互啓発的な学びを促進する仮想学習環境を開発した。その特徴は(1)仮想空間でつながり協働できること、(2) 参加者の行動データを元に協働活動を仮想空間に再現できること、(3)再現された協働活動を振り返り、任意の位置・時刻に参加者が行動意図を付与できること、(4) 行動意図を相互に共有でき新たな視点が獲得できることである。開発システムを試用しつつ、様々な文脈での可視化方法を検証をおこない、多様な視点を共有することで参加者の相互啓発的な学びを促進できることなどを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域の課題やニーズが多様化、個別化する中で、多様な主体が目的意識を共有し、対等の関係のもとに連携し課題解決にあたる協働の重要性が高まっている。大学・地域を跨いだ異分野協働活動に向けた協働スキル育成を支援する研究は少なく、またそのアプローチとして仮想空間における行動履歴を活用している点に本研究の独自性がある。協働活動の一つであるゼミはその多様性から、ゼミ間での学習履歴のデータ連携・統合や、比較分析が困難であったが、本研究では行動意図を共有することによる相互啓発的な学びを支援しており、行動意図を共有することによる新たな視点の獲得を体系化することによって異分野協働による学びを捉えることに寄与する。
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