研究課題/領域番号 |
20K14127
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10010:社会心理学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
張 興国 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任助教 (60780492)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 仮想現実 / 教育システム / 安全運転 / 全方位映像 / 運転教育 / 事故防止 / 全方位カメラ / 視線行動 / 運転者教育 |
研究開始時の研究の概要 |
交通事故を未然に防ぐためには,運転者が交通場面で出会う潜在的なリスクを的確に予測することが大切である。本研究では,視線行動の解析技術を導入し,運転者の注視行動の傾向を分析することで,リスク予知能力の向上により効果的な訓練システムの開発を目的とする。具体的に,視線計測機能付きのヘッドマウントディスプレイに全方位カメラで撮影した運転者視点のヒヤリハット運転映像を提示し,潜在的なリスクに対する被験者の注視行動の計測と分析を行う。
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研究成果の概要 |
本研究は、運転者原因の交通事故を減らすために、視線計測機能が付いたヘッドマウントディスプレイを使用し、全方位カメラで撮影されたドライバーの視点のヒヤリハット運転映像を提示し、潜在的な危険箇所に対する被験者の注視行動を計測した。多様な交通場面に対して、画像認識技術を利用して、360度の全方位映像中の歩行者、車両、信号機などの重要な物体を検知し、被験者が何に注視していたか、危険箇所に対する反応時間などを自動的に分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、危険予測訓練に特化したシミュレータの開発を行った。このシミュレータを使用することで、運転中のヒヤリハット状況を仮想空間で疑似体験し、自身の体験と同様の危険性を感じることができた。これにより、低コストかつ省スペースの没入型危険予測シミュレータの実現が可能になった。また、画像認識による注視対象物の判定と効率的な新映像の追加も効率的に行える。注視行動の自動分析も可能になる。さらに、視線計測による安全意識の客観的評価することができる。
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