研究課題/領域番号 |
20K15432
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
竹内 道樹 京都大学, 農学研究科, 特定助教 (40766193)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | モリブデン酵素 / 異種発現 |
研究開始時の研究の概要 |
モリブデン酵素は、様々な反応を触媒するユニークな酸化還元酵素であり、幅広い分野に応用可能な酵素である。しかしながら、取り扱いの難しさから、研究があまり進んでこなかった。本研究では、モリブデン酵素の研究において重要な「モリブデン酵素の異種発現」を確立し、それを利用してモリブデン酵素の学術的な知見を深める。さらに、環境分野や、健康分野といった様々な分野へ応用する。
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研究成果の概要 |
モリブデン酵素は、様々な反応を触媒するユニークな酸化還元酵素であり、その反応の多 様性から、幅広い分野に応用可能な酵素である。Rhodococcus erythropolisを異種発現として用いることで、ウラシル/チミンデヒドロゲナーゼ、キサンチンオキシダーゼ、ポリフェノールデヒドロキシラーゼの異種発現(一部同種)に成功した。活性型での異種発現条件を検討した結果、モリブデン酸の添加やコドン頻度の最適化が活性型での異種発現において重要であることがわった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
モリブデン酵素は、様々な反応を触媒するユニークな酸化還元酵素であり、その反応の多 様性から、幅広い分野に応用可能な酵素である。例えば、ギ酸脱水素酵素による二酸化炭素が還元や、腸内細菌のポリフェノール脱水素酵素による腸内代謝など、環境分野や健康分野といった様々な分野に関与する重要な酵素である。モリブデン酵素の活性型での異種発現に関する知見は、モリブデン酵素の学術的知見を深めるうえで必要不可欠であり、その応用は幅広い分野に役立ち、社会的意義が高いものである。
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