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ウイルス様粒子を用いたCRISPR-Cas3システム送達技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K15776
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分43060:システムゲノム科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

奥嵜 雄也  名古屋大学, 生命農学研究科, 研究員 (30837208)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードゲノム編集 / CRISPR-Cas3 / ウイルス様粒子
研究開始時の研究の概要

CRISPR-Cas3ゲノムシステムは既存のゲノム編集技術とは異なりDNA上に大規模な欠損を導入することを得意とする。一方で本システムは複数のタンパク質の複合体から構成されるため、細胞や生体において高いゲノム編集効率を得るためには、本システムを送達する手法を改善する必要があった。そこで、本研究では、小分子依存的にCRISPR-Cas3システムをウイルス様粒子内に封入する技術を開発し、本システムによるゲノム編集技術の効率化を目指す。

研究成果の概要

ゲノム上に大規模な欠損を導入できる新規ゲノム編集技術 CRISPR-Cas3システムを遺伝子導入が困難な幹細胞や生物個体においても適応可能にするため、小分子依存的にタンパク質をウイルス様粒子内に封入する技術であるNanoMEDIC法を用いて、CRISPR-Cas3システムを構成するCas3タンパク質およびCascade複合体をレンチウイルス様粒子に封入するための技術を開発した。本研究の成果は、遺伝子導入が困難な細胞種へのCRISPR-Cas3システムの適応や、リピートの重複を原因とするハンチントン病や筋強直性筋ジストロフィーへの遺伝子治療への応用が期待できる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

新規国産ゲノム編集技術CRISPR-Cas3システムは、ゲノムDNA上に効率よく大規模欠損を導入できるという既存のゲノム編集技術にはない特性を持ち、様々な分野への応用が期待されている。一方常用されるCRISPR-Cas9と比べシステムが煩雑であり遺伝子導入が困難な幹細胞や生物個体への適応が困難であった。そこで本研究は、レンチウイルス様粒子の内部にCRISPR-Cas3システムを構成するRNA-タンパク質複合体を効率よく封入し、標的細胞へ送達する技術を開発した。本研究の成果は、CRISPR-Cas3システムを持ちいた幹細胞ゲノム編集治療や遺伝子治療に応用できると期待される。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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